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	<title>NOVEL - l’espace</title>
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	<description>小説,イラストまとめ</description>
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		<title>カオスちゃんねる４</title>

		<description>503 不眠

おい！！！スカート？！！！…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 503 不眠

おい！！！スカート？！！！飯テロさん？？！！！！

504 物理

ふざけんなふざけんなふざけんな、絶対渡さない！！！！！

505 ななしのカオス

返事しろ！！！！！

506 ななしのカオス

ちょっと待て………なんで飯テロだけなんだ？

507 ななしのカオス

>>506 え？

508 ななしのカオス

なんでスカートは狙われない？…まさか飯テロだけなんてことはないよな…？

509 ななしのカオス

>>508

510 ななしのカオス

>>508

511 ななしのカオス

>>508

512 ななしのカオス

>>508

513 ななしのカオス






【早急に】見知らぬ屋敷なう【帰りたい】


・
・
・
・
・
・




581 ななしのカオス

保守

……二時間経ったな

582 ななしのカオス

保守

戻ってこない……
もしかして、考えたくないけど、まさか………

583 ななしのカオス

保守

>>582 縁起でもねえこと言うな！！

584 ななしの調査班

例の悪霊のコトとか、禍ツ神のコトとかは、どんだけ調べても物理が言ってた以上のことは分からんかった……力不足ですまん。

コテハン組は？

585 ななしのカオス

>>584 おかー
お前は頑張ったよ。

コテハン組は今ROMってるぞ。

586 ななしの調査班

そっか…

587 ななしのカオス

保守

……無事だといいんだけどなぁ………


________________________________________
________________________________________



ふうなは困惑していた。


お泊りで、やっと皆と直接会えたかと思えば、何故か怪奇現象に巻き込まれ。

ともに巻き込まれ、しばらくの間行動をともにしていた人々とは分断され。

そこに、追い打ちのようにこの怪奇現象の元凶たる悪霊が現れて。

正直なところ、ファンタジーも真っ青な衝撃展開の数々に、キャパオーバー寸前だった。
それでもなんとか自分を保っていられたのは、皆━━━━━━大切な人をなんとかして守ろうという、そんな思いがあったからだった。

しかし、いかにめるさんと言えど、悪霊に対抗する術は持っていない。こういうことに巻き込まれたのも初めてだと言っていためるさんも対処の仕様がないだろう。

もちろんふうな自身、幽霊への対抗手段など持っていなかった。そもそも、こういうことに巻き込まれるまで、幽霊の存在を信じてすらいなかった。
けれど、大事な人のために命を懸けないではいられなかった。
ただのサイトで知り合っただけの関係だった。
なのにいつの間にやら、自分の中でめるさんや皆は掛け替えのない存在にまでなっていた。愛しくて愛しくて、たまらなくなっていた。こんなの俺の柄じゃないと思いながら、皆に向けて、何度となく愛の言葉を繰り返した。
なぜだか、そうしないといけない気がした。


目の前に何やら黒い瘴気のようなモノを纏った女が現れたとき、ふうなはめるを隠すように立ち塞がりながら、死すら覚悟した。

大切な人を守るためなら、命など惜しくはないと思いながら。










だからこそ、この状況についていけない。


緑の自慢の髪が、さらり揺らめく。

その手には、先ほどまで無かったはずの、弓。
番えるための矢は、ない。


つい数十分前まで共にいた、霧咲を思い出す。彼も矢を持たず、弓だけを持っていた。
もしかしてこれ、霧咲と同じなのではないだろうか。そう思った。




『 ジゃ ま、 スる ナ 』


あたりから響く呻き声に混じって、目の前の悪霊女から、ノイズ混じりの不快な声が放たれる。その言葉は途切れ途切れで聞き取り辛く、ふうなは意味を理解するのにかなり時間を要した。

ジャマ、邪魔。なんの邪魔だ。むしろ邪魔なのはお前たちだ。折角のお泊り台無しにしやがって、と心中で毒づくと、めるがふふっと笑うのが聞こえた。

「………なんで笑ってんですか。」
「、ごめんなさい。でも、可笑しくて。だって━━━━━邪魔をしたのはこいつらの方なのに。」

見惚れるほど綺麗に微笑んでいためるは、最後の一文でスッと目を細めた。そして、一歩、踏み出す。


「邪魔？私達が？戯言は程々にして。」
「禁忌を犯し、穢れた神を呼び寄せたのは誰。」
「愛し合っていた彼らを、分かたったのは誰。」
「私の愛した男を、殺したのは誰だ。」



めるは、淡々とした口調で、けれど抑えきれない怒りを滲ませながら、一歩、また一歩、女に近づいていく。

さっきの言葉、それが何を意味するのかも、そもそもめるの言葉の意味すらも、ふうなにはわからなかったが、よっぽど怒っているのだろう。それだけは理解出来た。

悪霊女はまだ何かわめいているようだったが、今度はもう、聞き取ることすら出来なかった。


「悪いけれど、そろそろ耳障り。━━━━ご退場願うわ。」

冷たく告げためるが、ふうなから借りた矢を持たないまま弓をつがえた。
手元から、燦然と光り輝く、矢の形をしたナニカが現れる。

めるは、その切っ先を、目の前の悪霊に向けて━━━━━━




閃光に思わず目を瞑った。









零は苛立っていた。

（クソッ、クソッ、クソッ！！何やってんの私は？！）

遠い遠い昔のあの日々。暖かく長閑で、けれど命を懸けて戦い続けた日々。あの頃ならば、こんな失態は犯さなかっただろう。
今の、平和でどこか間の抜けたような毎日の中で、なまったか。

なんにせよ、一応のために彼らの周りに張っていた結界に干渉された上、挙句に分断されるというこの体たらく。あまりの歯痒さに、ギリッ、と拳を握り締める。

どこまでも続くような襖を、次々に開け放っていく。二十畳はあろう部屋は、四方を襖に囲まれていて、どの方向を開いても、全て同じ部屋だった。
襖をいくら開けても、何処にも辿り着かない。開けたら開けた分だけ、鏡合わせのように同じ光景が続く。

さらには、浄化しても浄化しても、湧いて出てくる悪霊ども。

零は、苛立っていた。

「零」

後ろから、もなかが呼びかけてきた。けれど走り続ける足を止めることなく、零は前を向いたまま答えた。

「なんだよ。」
「……少し、冷静になった方がいい。今のままじゃ、これを延々と繰り返すことになるよ。」

疲れているはずなのに、全力で走っている自分にもなかが追いつけていることをやっと疑問に思いつつ、その言葉に、零は立ち止まった。

「…………どういう意味」

睨み付けつつ問い掛けると、もなかが笑った。

「この空間、多分歪んでるんでしょ？先が見えなさすぎる。キリがない。向かい合わせになった鏡の中の世界が永遠に続いているように、この空間も何処までも続いてるんだよ。
……それで、そういう空間から抜け出すためには、どうしたらいいか。零にもわかるはずだろ？」

もなかの言葉に、ようやく焦りと怒りと苛立ちで、思考の狭まっていた自分に気付いた。

「……っあー、そうだったな………」

不覚にも、もなかの言葉で頭が冷えた。そして、まったく使えない頭脳が、ようやくのこと回り始める。

そして、はたと動きを止めた。

目の前のもなかを見る。不思議そうに首を傾げたもなかは、目を見開いて固まったままの零の顔を覗き込んできた。

「……なんで」
「うん？」
「………なんでそんなこと、お前がわかるんだ……？」

このとき、ようやく零は思い至ったことがある。

木吉は、この空間に来たときから、一人異様なまでに落ち着いていた。慌てるふうなを宥めたり、冷静に意見したり。あまりにいつも通りすぎた。

（流石。………なんて思って流してたけど、それ、おかしくないか……？）

まるで、こういうことに慣れているかのような………。

頭に浮かんだ考えに、零は頭(かぶり)を振った。だって、そんなまさか。ありえない。





なのに。

なのに、目の前のもなかは、嬉しそうに、笑う。








「だって、お前が教えてくれたんじゃない。」



ねえ、私の愛しい炎巫女。









かつてと変わらぬ優しい声で、愛していた彼女が囁いた。




























調椛は、幼い頃から、毎日夢を見続けていた。



物心付いた頃から見始めた夢は、驚くほど鮮明なうえリアルだった。あまりにリアル過ぎて、目が覚めると暫く、そこが現実なのか夢の中なのか、わからなくなることが何度もあった。

現実の自分は中学生だというのに、夢の中の自分は高校生くらいで、いつも巫女装束を纏っていた。
年は明らかに違ったが、夢の中の女と現実の自分との性格は一致していた。その上顔立ちもよく似ていた。だから調椛は、その夢の中の自分を「もう一人の俺」と呼んだ。

現実では、至って平和な、見ようによっては退屈な生活を送っていた調椛だが、夢の中の「もう一人の俺」は、まさしく波瀾万丈の人生だった。











家族を戦で亡くした夢の中の自分━━━━ここでは女としよう━━━━は、神社で巫女として育てられた。明るい性格の少女は、年の近い姉巫女たちに可愛がられ、たくさんの友人にも囲まれ、平和に温かい日々を過ごしていた。

けれど、巫女として修行を続けるうちに、ひょんなことで、少女の生まれ持った"チカラ"が明らかになると、それまでの生活からガラリと一変した。
素晴らしい才能の持ち主だと、同じように特別な"チカラ"を持っていたために集められた、四人の巫女たちと共に、やんややんやともてはやされるようになった。これは凄いこと、素晴らしいことなのだと教えられて、誇らしく思えたのは最初のうちだけ。

優しい日々は、終わってしまった。

可愛がってくれていた姉巫女たちや、仲良く遊んだ同い年の巫女たちが、女たち五人を嫉妬を孕んだ瞳で見てくる。
薄汚い欲望を持って、私利私欲のために、自分たちに近づこうという輩が現れる。


例外は、いた。

姉巫女たちの中にも何人かは、以前と変わらぬ態度で接してくれる者もいた。
本当に善意で、彼女と仲良くしてくれる人もいた。

その人たちには救われたけど、ごく稀なことで。その上、彼女たちはその才能故により厳しい修行をさせられ、誰かと会うような時間がなくなっていった。
そんな環境は、五人の、他人に対する不信感を育てるには十分なものだった。







厳しい修行を乗り越え、史上最も素晴らしい才を持って生まれた巫女として名を馳せた五人は、最奥の国の領主に仕えていた。
最奥の国の領主はとてもいい人だった。まるで、彼女たちを家族同然に扱ってくれた。
最初のうちは警戒していた彼女たちも、優しくされるうちに次第に心を開き、領主を兄のように、父のように慕った。

そんなある日、偉い人が来る、と言われた。
北の国、南の国、東の国、西の国、それぞれの領主たちだという。

最奥の国の領主は、その四人はとてもいい奴だと言っていた。
けれど、少女たちはそれを素直に信じることは出来なかった。家族同然に慕っている自分たちの主の言葉だ。信じたかったけれど、いい人の顔をして、その腹の中は正反対な人間を、嫌という程見てきたのだ。

そう、信じられなかった。

例え、婚約が決まっていても。



それは、



そんな少女を不器用な手のひらが頭を撫でた。
出来て当然だと周りの大人が言うことを、褒めてくれた。
いろんなものを見せてくれた。
照れ臭そうに微笑んでくれた。
あなたは美しいと言ってくれた。
ぶっきらぼうに、愛の言葉を囁いた。
その横顔は赤く染まっていた。
赤髪の彼女に出会って、少女は恋の優しさを先に知ってしまったからだ。



それを知られないよう、知られないよう、大事に隠してきたその気持ちを、感情を、知っているのはきっと、


自分と彼女だけなのだろう。





調椛にとって、それはあくまで夢の中の出来事。とはいえ、リアル過ぎる上毎日見せられ続けたその夢に、感情移入してしまわないはずがない。

夢の中で、少女がその赤い髪の巫女と会えた日は、調椛も機嫌が良くなり、会えなかった日は落ち込んだ。

とはいえ婚約している男（因みにかなりの美男子である）はきっと本気で彼女の事を愛してくれているのに、
もう一人の自分はなぜあの赤い巫女を好いてしまったのだろうか。
仕方のないことだったろうか。

それでも彼女は表面上男と着実に仲を深め、調椛が中学三年の冬には少女はその男の元に嫁入りして、少女と男は夫婦になった。
そして同じ頃、他の四人の巫女も、それぞれの相手の元に嫁いで行った。

とても、幸せそうに見えた。








なのに。

中学を卒業したその夜。









愛した男が、死んだ。




禍ツ神が現れた、なんとかして欲しい。

一週間前、とある金持ちの地主からそんな依頼を受け、久々に、天才と呼ばれた五人の巫女が集まって。

七日七晚かけて、禍ツ神を封じて。
今にも倒れ込みそうになるのを堪えて、仮にも愛する夫の待つ家へ。



（けど、帰り着いた屋敷の中で、愛する人の体は、ひどく冷たくなっていました。）



夫だけでなく、家人たちもみな息絶えていた。


何を叫んだか知れない。
冷たく、ボロボロになったその人を抱き締めて、ただひたすらに、泣いて、泣いて。
疲れ果てた体で、すっかり軽くなった夫の体を抱きかかえて。（何でかるくなっていたかなんて、考えたくもなかった）
ふらり、ふらり、森の奥へ。


そこで、夫を埋めた。


最後の力を使って赤い巫女に思いを伝え、死のうと彼女は思った。
けれど時は遅く、彼女は湖のそこで泡になった。

そして全ての希望は消え失せ絶望した海の巫女は、自分は、その場で飢え死にしたのだ。











そのあと目を覚ますと、両親と弟が、心配そうな顔をして自分を覗きこんでいた。

酷く魘されていたのだという。一緒の部屋で、二段ベッドの上側で寝ていた弟がいるのはわかるが、違う部屋で寝ていたはずの両親までいるのはなぜだか。
何か言っていなかったかと聞くと、獣のように啼き叫んでいた、と言われた。

ゆっくり、ゆっくりと状況を飲み込んで、それから目の前の家族にすがりついて、泣いた。
夢の中で一生分の涙を使い切ったというのに、現実でも泣いた。

きっとこれから先、こんなに泣くことはないだろうなと思うほどに。




それからしばらくは、食事が殆んど喉を通らなかった。
食べなければ死んでしまうから、最低限は無理やり胃の中に詰め入れたけど、大体は吐いてしまって。食事を作ってくれた母に申し訳なく思った。

家族は、卒業したのが余程に悲しかったのだろうと思っていたようだった。んなわけない。殆どは、愛した人を亡くした喪失感のせいだった。


あれ以来、毎日必ず見ていた夢は、サッパリ見なくなった。

しんでしまったのだろうな、と思った。











調椛は、その夢を忘れようとした。
けれど。

去年の夏、初めて皆と会ったとき。



覚悟と共に踏み入った喫茶店。そこには、忘れようにも忘れられない、あの赤色が在って。

そこには、亡くしてしまっははずの、あの色が在って。



喜んでいいのやら、悲しんでいいのやら。

その時の自分の中では圧倒的に喜びの方が勝っていたので、取り敢えずのところ諸手を挙げて喜んだのだが。
正確には嬉しさのあまり中に飛び込んで、どうぞ宜しくお願いしますと小声で叫んで、笑われてしまったわけだか。


とにかく嬉しかった。

俺だけの夢だったんじゃなかったのか。
本当に、会えるなんて。

当然、巫女――――零は俺を覚えていなかった。

夢の中と同じように皆で過ごせる保証もなかった。

けれどそれでもいい。


皆が生きて、此処に居てくれるのならば。


なんだっていいと、思った。











さて、調椛は、自分がずっと見てきた夢を、あくまでただの夢だと思っていた。
どれだけリアルだろうと、どれだけ感情移入してしまおうと、あくまで夢なのだと思っていた。

例え、夢の中で見たような顔を、オフ会で見かけたって。

夢だと、思っていた。



だというのに。
この異空間に飲み込まれ、夢の中と同じように、刀を振るう零と、矢を放つ霧咲。

その姿に、まさか、と。

あれは夢ではなかったのか、と思った。


何より、零がスレッドに書き込んだ"昔話"。あれはほとんど、調椛の夢と同じ内容だった。

調椛以外が知るはずのない、ただの夢の。
その、はずの。











そして今、調椛はとうとう確信する。
自分の見ていた夢が、単なる夢ではなく、前世の自分の記憶なのだと。


手に握ったあの感触を、確かめる。

大丈夫。
大丈夫。

「━━━━━━いける。」



目を開けると、驚いた零の顔が見えた。
まあ、一般人だと思ってた友達が、いきなりどこからともなく薙刀取り出したら、そりゃびっくりもしますよねー、っと。

「大丈夫。」



安心させるように薄く微笑んでから、目の前の悪霊を、本当に愛していた人を殺した敵を、見据えた。













今度は絶対に、守って見せる。






さいあは、覚悟を決めた。

「……霧ちゃん。話してもらえない。」

どうやら敵が本格的に自分たちを殺そうとしているのだという。
くろちゃんねるにすら通じなくなり、ただのハコとなった携帯をポケットに押し込める霧咲を見つめ、そう言った。すると霧咲はこちらを見て、困ったような顔をする。
さいあは、構わず話しを続けた。

「スレッドの中で、土佐弁さんが言っていた。本当に、これは単なる偶然なのかと。
私たち7人が選ばれ、引き摺り込まれたのは、そんな一言で片付けていいことなのかと。
零ちゃんは偶然だと言っていたけど、私にはそうは思えない。多分、土佐弁さんも同じように思っただろうね。零ちゃんは話す気がなさそうだったから、諦めたのか別の話題に変えていたけど。」

そこまで言って、霧咲の様子を伺う。

霧咲は、笑った。

「…………あー、うん。そうだよね。ここまで来たら、話しとかないとね、ちゃんと。」

でも、時間がないから、あんまり詳しくは話せないぞ、と言って、霧咲は一度俯いた。
目を閉じて、握り締めた手を胸に当て、何やら覚悟を決めるような顔をした。
再び目を開いたときは、それまでわずかに浮かんでいた迷いの表情はどこにもなかった。











お察しの通り、お泊りメンバーの私たち7人が選ばれ、引き摺り込まれたのは、偶然じゃない。

五人の巫女。それは、紛れもなく私や零ちゃんたち一部のこと。正しくは、私たちの前世のこと。
さいあちゃんはもうしわけないけど、巻き込まれ体質だからだと思う。

炎の巫女は、零ちゃんのこと。

海の巫女は、調椛さんのこと。

大地の巫女は、私のこと。

緑の巫女は、ふうちゃんのこと。

空の巫女っていうのは、もなかさん。

皆幸せだったよ。もちろん私も。

けどあの日、全てが壊れた。


依頼を受けて、助けるために禍ツ神を必死の思いで封じたのに、その禍ツ神を呼び出したのは依頼した当人たちで、しかも目的は、私たちの夫を殺すことだった。
領主も、それに仕えた人たちも、そんじょそこらの武人には劣らないぐらい腕が立った。けれど、多勢に無勢と言うだろう。家人たちも全員殺されたし、いざ眠りにつこうと油断していたところを、何十人もで寄ってたかって痛めつけられたんだろうな。寝巻きを纏った私の夫は、あちこち殴られ、切られ、刺されて、ひどい有り様だった。


暫く何もできなかったなあ……。

でも、唐突に、他の四人の巫女のことを思い出したんだ。皆は無事なのかって。
そうして連絡を取ろうとした。

けれど、その時すでにふうちゃんは夫の後を追って自害していた。

零ちゃんともなかさんと調椛さんは、生きていた。
けれど調椛さんは、命はあっても心が壊れてしまっていた。こちらが何を話しかけても反応せず、食事も睡眠も取らずに、もういない夫へひたすら語りかけていた。気がついたら調椛さんは夫の亡骸とともに何処かへ消えてしまって。
元々禍ツ神の封印で、疲れ切っていたところだったんだ。あっという間に衰弱して、しんでしまった。……辛かったよ。

それから、私と二人で、犯人を全員探し出した。
地主親子も、地主親子に金で雇われ、夫や家人を殺した男たちも。

見つけ出して、呪い殺して。そうしてすべてが終わったあと私は小刀で首を掻っ切って自殺。
二人は幼い頃、皆で共に遊んだ湖に身を投げた。




そのことを思い出したのは、×年前。
私と零ちゃんが、同じ怪奇現象に巻き込まれてさ。
当時はまだイラログとかのこと知らなかったから、お互い本当に初対面だった。二人とも、そんな現象に巻き込まれたのは初めてで。初対面とか言ってる暇もなく協力して、逃げて、………でも、死にかけて。

その時に、全部思い出したんだ。
何もかも、全部。

おかげさまでチカラの使い方も思い出して、私たちは無事元凶を倒し、脱出出来たわけだけど。
当時は、前世の記憶のせいで魘されたり、吐いたりしたもんだよ。色々辛かった。今じゃ割り切ってるけど、愛した人が死んだときの記憶ってのは、本当に、辛くて。



皆に初めて会ったとき、私たち二人とも本気で吃驚したよ。
超絶的な無自覚ホイホイ六人と、一応自覚はあるけどやっぱりとんでもないホイホイ一人が一箇所に集まるうえ、肝試しも場所が場所じゃん？嫌な予感しかしなかったのよね。

山に来てすぐ確認したら、私たちが成した封印はちゃんとされていたから、一応は安心できたんだけど………まさか君達がやらかしてくれるとは思わなかったね。あれは殺意湧いたよ本気で。帰ったらフルボッコにしようと思う……ああ話がずれたね悪いごめん。




スレで零ちゃんが書いていたように、悪霊と禍ツ神の目的はそれぞれ別。

悪霊の目的は、私達巫女の生まれ変わりを殺すこと。
禍ツ神の目的は、私たち巫女の魂を食らって、力を得ること。

そのためには、一箇所に固まって、協力されたんでは手こずるでしょ？だから分断されたんだよ。
零ちゃんの予想では、恐らく一斉には来ない、前世で死んだ順に殺して行くだろうって。私たち巫女の死んだ順だね。

なんでそう思うのかって？
禍ツ神の力が、前世で私たちが封印した時よりも磨耗していて、弱まっていたからだよ。まあ弱まったって言っても、二人だけで封印するのはキツイけど…………ん？……………あー、まあ確かに、力が弱まってたら、こんな風に私たちを別々な順番で殺すんじゃなくて、手っ取り早く全員一気に殺しちゃった方が効率いいと思うよね。

その説明には、禍ツ神について話さなきゃいけないな。

地主親子が呼び出した禍ツ神は、何百人という人間の、強い憎しみや妬み、苦しみ、そういった呪いに近い感情たちの寄り集まってできた、歪で不確かな存在。
いくつもの人間の念が混じっているからかな？その禍ツ神が作ったこの空間も、色々な構造が混ざって、歪んで、こんな風に分断されてしまっては、そうそう簡単に離れた相手のところにたどり着けそうもない。

それで、なんで私らのことを一気に片付けないのか？

まずあの死んだ地主親子。あいつらは、多分既にこの禍ツ神の一部になっているんだ。
あいつらのその傲慢な思考と強すぎる妬みの念は、禍ツ神の中に渦巻く怨念たちの中でも強い力を持っている。

そして次に、この空間は禍ツ神が作った空間で、その空間の中にうろちょろしてる幽霊たちは、禍ツ神や構成している怨念が、具現化されたものだ。

怨念の具現化には、かなりの力を消耗する。人のカタチを取って、あまつさえそれを保つんだからね。
だから、弱い怨念の残滓では、具現化すら出来ない。
そして、強い怨念は具現化出来るけど、その分力を消耗する。

ようは、一気に片を付けようとすると、そのその分力を消費するから、少しずつやろうってことだ。
一応私と零ちゃんはともかく、記憶のないあの人らを纏めて殺せるぐらいの力は残ってるはずだけど………それはまあ、あくまで念のためってところかな？












「………だいぶまずくないか。いろんな意味で。」

霧咲の話を聞いて、さいあは言った。
実際、「だいぶ」どころではなくまずいだろう。バラバラにされてしまっては、前世の記憶のない彼らを守ることすらできない。つーか関係ない（とは言えない）自分まで死ぬ可能性があるなんてたまったもんじゃない。

「そうだよ。すっごく、まずいんだ。」

そう言って、霧咲は襖を開けた。

先ほどから霧咲は、襖に手を当てて、しばらく何かを念じるようにしてから開けては、次の襖へと向かっていた。そんな作業をずっと繰り返している。

「それは、何をしてるんの？」
「空間を繋げてる。」
「…繋げてる？」
「この空間の構造、バラバラだって言ったでしょ？だから、そのバラバラなのを繋げ直してるんだよ。」

さきほどから行っていたのは、どうやらそのために必要な作業だったらしい。

「でも、それは……」

気の遠くなるような作業じゃないだろうか。

「いいんだよ。」

さいあの言葉に、霧咲は微笑んだ。

「もしも、緑の巫女…ふうなちゃんに記憶があれば、こんな空間の中だって、迷うことなく私たちと合流できただろうな。あの人は、たとえ別の空間にいようがなんだろうが、蔦を手繰って何処にでも行けるから。
でも、私にはそれは出来ない。
だから、気が遠くなろうが、やるしかないんだ。」

さいあに、当然前世の記憶はない。
だから、霧咲にとって、他の巫女が、どんな存在なのかなんて、わからない。

でも、掛け替えのない存在であることだけは、わかった。







私にも、何か力があれば。


























（やばい。）

お泊り会で次々と体調不良者が現れたと思えば、異世界に引き摺り込まれて。今、自分の目の前には、高価そうな着物を身に纏い、黒い瘴気を放つ、悪霊がいた。

零は、先ほどもなかさんを庇おうとして、悪霊の放ったナニカに吹き飛ばされ、気を失っている。
ひどい怪我をしてなきゃいいな、と思った。

ずるり、ずるり、着物を引き摺りながら、女がこちらに近づいてくる。もなかさんは気を失っているし、近くに武器になりそうなものもなく、かといって俺の戦闘能力は大変低い。
さっきまであった刀ももう自分の中に力が全然ないから使えなくなってしまった。
零ともなかさんを助けるにしても、時間稼ぎにしかならない。



ここに来てから、もなかさんはずっと「声」が聞こえていたみたいだ。
そのときは、部屋に張られた結界のおかげか、他の面々には何も聞こえていなかったらしいが、もなかさんにだけは、ずっと聞こえ続けていた。

「絶対に答えるなよ」

零はずっとそう言っていた。

そんな零は、震え続ける自分の腕を、ずっと隠していたみたいだ。怖いなら頼ってほしいと思う。今そんなこと言ってる暇ないけど。

その時もやはりその手のひらを、昔握りしめたことがあるような気がした。




女の着物の裾から、突然ぶわりと湧き出た瘴気が、長く幅の広い、大きな刀のような形になる。

ずるり、ずるり。

女はもう目の前だ。
足は、実のところさきほどエンカウントした霊から逃げる時、挫いてしまっていて、歩けそうにない。代わりに腕を使って、体を引きずるように、逃げる。

もなかさんたちから少しでも遠ざけようと、皆のいる方とは逆へ、逆へ。








けれど。

前方から、近づいてくる影。
足のないもの腕のないもの内蔵のこぼれ出したもの首のもげかけたもの、てんでバラバラな死に様の幽霊たちが、こちらに向かってゾロゾロと。

ひっ、と悲鳴をあげて、進むのをやめる。

けど、けど、すぐ後ろには、女の霊が。




振り返ると、ちょうど女が刃物を振り上げたところだった。






あ、これ死んじゃうかな、とどこか他人事のように思った。
次に来る激痛を覚悟して、調椛は目を閉じた。









「調椛！！！！」


鋭い声が耳に届くと同時、強い力で引っ張られ、体が襖に激突した。その衝撃に耐え切れず、襖が倒れる。
呻きながら目を開けて。

そこに。

目の前に。



先ほど自分のいた場所に、零が、






笑って





「零ッッ！！！」










見開いた視界の先で、赤色が舞った。













✡






前回次の次くらいで終わるとか言っといて終わらないかもしれない。全ては私の文才のなさが原因です申し訳ない。


今回はかおすちゃんねるパートがほとんどなく、代わりに小説パートがてんこ盛りでした。
だいぶアバウトな設定で書いてるので、矛盾とかないか心配。
も、もし気付いても見て見ぬ振りをしてください………




さて今こうなっています



調椛→零（→←）もなか

霧咲（←）さいあ

める→ふうな（→）零


意味わかんねーと思いますけどとりあえず全員百合です。



このままラストまで、スレの皆は完全に置いてけぼりで物語が進行して行きます。
もう携帯も通じませんからね……




まあちまちまこうしんしますので。
 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2015-09-08T22:26:53+09:00</dc:date>
		<dc:creator></dc:creator>
		<dc:publisher>WOX</dc:publisher>
	</item>
	<item rdf:about="https://konton.web.wox.cc/novel/entry8.html">
		<link>https://konton.web.wox.cc/novel/entry8.html</link>
		
				
		<title>カオスちゃんねる３</title>

		<description>360 ななしのカオス

おい返事しろお前…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 360 ななしのカオス

おい返事しろお前ら！！

361 ななしのカオス

不眠！不眠！！！

362 物理




私、終了のお知らせ☆

363 ななしのカオス

364 ななしのカオス

365 ななしのカオス

366 ななしのカオス

えっ

367スカート

物理ちゃんがふらふらしてて結界もぶれ始めてるんだけど、どうすればいい？

368 ななしのカオス

369 ななしのカオス

370 ななしのカオス

371 ななしのカオス




それやばいんじゃね？




【早急に】見知らぬ屋敷なう【帰りたい】３




372 ななしのカオス

取り敢えず何があった

373 魔王

私が実況やれって言われた…(暇だから)

374 ななしのカオス

おお魔王かよろしく

375 ななしのカオス

さっきまで物理普通じゃなかった？

376 ななしのカオス

何があったんだ？

377 魔王

私にもよくわからないんだけど、
突然空気が重たくなってどうしたんだろうって物理ちゃんのほうを見たら、ｂ

378 ななしのカオス

？？

379 ななしのカオス

途中で切れてるぞ…？？おい大丈夫か

380 魔王

ごめん

381 ななしのカオス

ほんとに何したの？！

382 ななしのカオス

てか実況マダー？

383 魔王

早くやれって怒られた…

えーっと、私もちょっと状況わかってないんだけど

さっき物理ちゃんが大きな声で怒鳴って、皆が物理ちゃんに注目した。

物理「ふざけんな！！」(これでみんなビビる)
不眠「ぶ、物理、どしたの」
物理「お前に！！こいつらを殺す資格なんてない！！！！」

物理「元いた場所に帰れ！！！！！！！」
もなか「だ、誰に言ってるの…？」
物理「お前なんかに絶対に渡さない！！！！」

これ、地主夫妻と話してんのかな？

384 ななしのカオス

………


えーっと。

385 ななしのカオス

え？物理話しても大丈夫なの？

386 土佐弁

状況よくわからん

387 魔王

博士「物理ちゃ、今、もしかして…」
物理「うん。地主の男のほうと話した。私らをやっぱり…」
博士「！！ど、どうするの」
物理「わかんない、でも私が守るから、絶対、大丈夫。」


？(´・ω・`)

388 ななしのカオス

魔王たちを連れていくつもりなんじゃないか、やっぱり。

389 ななしのカオス

つか、さっきの候補に飯テロと魔王は乗ってなかったぞ、そもそもなんで魔王と飯テロはk巻き込まれたんだ？

390 不眠

それはとりあえず全員巻き込みたかったんじゃねってぶつりが言ってる
とりあえず眠いんだけど( ˘ω˘ )


391 ななしのカオス

不眠緩すぎかよ…

392 ななしのカオス

>>390 寝んなwwwwwwww

393 物理

はあ、まあなんとかなるってことでいいだろもう。
てか、いつまでもここにいるわけにもいかねぇし、移動はじめるぞ。

394 ななしのカオス

395 ななしのカオス

396 ななしのカオス

は？

397 ななしのカオス

え、待って急過ぎ？！

398 博士

まあ大丈夫だよー

いざとなれば脱出方法がないでもないし。

399 ななしのカオス

えっ？方法あんの？
どんなん？

400 物理

400げと

>>399 企業秘密

401 ななしのカオス

企業秘密ってなんぞ

402 土佐弁

もう移動開始したん？
どんな状況？

403 博士

はい

今は廊下歩いてます。雑魚の低級霊が結構うようよしてますね。ものの数にも入りませんが。
というかこの廊下、両側が襖に囲まれてて、端が見えないんですけどどこまで続いてるんでしょうね。

404 ななしのカオス

>>端が見えない
何それ怖い

405 ななしのカオス

てか低級霊いんのかよ

406 物理

ここの気に引きずられてきた奴らだろうな。

407 ななしのカオス

物理、ちょっと聞いてもいいか

408 物理

なに

409 ななしのカオス

なんでそんなに詳しかった？ここの元凶のこと。
合宿所に悪霊が大量にいたって言うたな？どういうことだ？
さっき言ってた脱出方法ってなんだ？




それと、お前ら７人が攫われたのは、ほんとに単なる偶然の一致か？

410 ななしのカオス

あれ、そういえばそうだよな
なんで物理、そんなに詳しかったんだ？
疑問に思わなかった俺も俺だけど。

411 物理

…………………あー、もう。

412 土佐弁

ええからさっさと答えんかい

413 物理

わかりましたよ…

私がここのいわくについて詳しかったのは、泊り会するに当たって事前に調べたからですよ。私ともなかは、霊関連のことは常に警戒してるんで。
あ、もなかは隣の家だからね
大量に悪霊がいたのは、博士と私除く全員が、軽くホイホイ体質だったからですよ。

脱出方法…これは正直、話しても分からないと思います。特殊な方法なんで。
自爆の類ではないんで安心してください。それが聞きたかったんでしょう？

あと、本当に偶然の一致ですよ。何もかも。

414 ななしのカオス

415 ななしのカオス

416土佐弁

ちょい待ち

ホイホイ多すぎん？！

417 物理

まさか皆ホイホイだなんて…思わなかった…

418 ななしのカオス

物理が憑かれてる…

419 ななしのカオス

>>418 おい、誤字

420 ななしのカオス

>>418 その誤字は今シャレにならん

421 スカート

ほんと、俺もびっくりだわー

422 ななしのカオス

物理ー、今どーゆー状況ー？

423 物理

廊下を無言で歩いてるなう

424 ななしのカオス

あー、そーなんだー

425 スカート

スルーよくない

426 不眠

スカートｍ９(・∀・)プギャー

427 スカート

（´・ω・｀）

428 ななしのカオス

スカ―トは置いといて、と。


実況欲しいなー、とか思ってる俺がいる。

429 ななしのカオス

>>428 禿同



実況マダー？？

430 もなか

そんな皆様の要望にお応えしまして！！！
参りました、皆のアイドル、もなかです☆

431 ななしのカオス

>>430 歓迎しようと思ったら唐突な惚気に俺氏困惑

432 ななしのカオス

>>430 物理と家隣ってマジ？

433 もなか

>>432そだよー


そんなことよりいいのかね？実況するよ？ん？？

434 ななしのカオス

ありがたい！オナシャス！！

435 ななしのカオス

実況！実況！

436 ななしのカオス

祓える組の動向が気になるお

437 もなか

さーて、かれこれ十分は歩き続けておりますが、廊下は一向に端が見えません！！無限に続いている模様！！無限ループって怖くね？状態であります！！
内心ガクブルしながら物理の服の袖を掴んだところ、さりげなく手を繋がれました！！それもがっちりです！！
本当は自分も怖いくせに、前を行く物理が素敵過ぎてもう宇宙やばい！！不思議！！！

438 ななしのカオス

（アカン）

439 ななしのカオス

（アカン）

440 ななしのカオス

（アカン）

441 ななしのカオス

怖さが感じない

442 ななしのカオス

物理は大丈夫なのか

443 魔王

実況と言っても、特筆すべき点は特にないかな。
さっきから、

霊が現れる
↓↑
博士が祓う

これの繰り返し。

そんなわけで除霊の様子をkwsk実況しまーす。

444 ななしのカオス

なんか………魔王が、すごくまとも。

445 もなか

>>444 魔王でも？？

446 ななしのカオス

>>445 えっ…それは……ちょっと……………

447 魔王

…………………………。




別にいいじゃん！！可愛いじゃん魔王！！こちとら好きで好きでしょうがなくて夜も寝れないんだよ！！！それなのにテメェら「変人乙wwwwww」だの「ないわー」「天使の方がいい」だのうるせぇわ！！！
私かもこの間離任したせんせいに会ったら「ヤバすぎるwwwwwwwwwwww」とかって爆笑されたしな！！それはそれでムカつくわこんちくしょうが！！！！いいもんいいもん私には超可愛い嫁いるし！！パソコンの前にかじりついてるだけのコミュ障ぼっち共とは違うんだよバーカバーカ！！ちなみに私もコミュ障だよばーか！！！！！！！

448 ななしのカオス

なんかごめんって言いたくなったけど一瞬で吹っ飛んだ。




リア充かよぉおおおおおおおおおお爆ぜろ！！！！！

449 ななしのカオス

>>448 禿同



リア充爆発

450 物理

さっさと実況をしろー。

451 魔王

>>450 はい

452　物理

激おこ

453 魔王

うんわかった。わかったから殺意をこっち向けんのやめなさい。

454 もなか

ヽ(`Д´)ﾉﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

455 魔王

>>454 はいはいｗ



じゃ、実況してくぞー。


現れる霊は血みどろだったり異常にやせ細ってたりちょっと見せられないことになってたり、見た目は本当色々。
見た感じ、男よりも女の方が若干多い気がする。
年代もバラバラで、着物着てるやつもいれば、現代っぽい服きてるやつもいる。

それらに冷静に対処していく博士。



博士は弓を持っている。けど矢は無くて弓だけ。
どうすんのかなーっておもってたら、そのまま構えたからビックリした。

不眠「博士さん？」
博士「なんですか？」
不眠「矢がないと射れないよ？」
博士「矢ならあるよ。ここに。」
不眠「ないぞ？」
博士「まあ見てて。」

博士は笑った後、弓を、矢を持たないままぐっと引いた。


するとあらびっくり、博士の手元から、光の矢が現れました。



その矢は放たれた途端何十本もの矢に分裂して、それぞれが幽霊に突き刺さっていった。当たった幽霊たちはものの見事に除霊されていく。
ものすごい光景だった。何これ二次元？ゲームの世界？セーブポイントドコー。

456 ななしのカオス

457 ななしのカオス

458 ななしのカオス

何それ二次元？？？

459 土佐弁

えっ、えっ、なんなん？！！どうゆうことなん？？？！！！！


460 魔王

( ﾟдﾟ)＜わけがわからないお！

461 不眠

混乱するおまいらを放置して、実況を続ける！！！それが俺らの使命！！！


続いて物理のターン。

物理の武器は日本刀。なんかもうマジもんの日本刀とか初めて見た。かっこいい。それでばっさばっさと切っていくのかなーと思いきや。



物理が、ブンッ、と刀を横に一閃。居合切り？


すると、斬撃が飛んだ。







斬撃が。

飛んだ。


ちょっとわけがわからなくて固まってたら、その飛んだ斬撃は、物理の前にいた幽霊数十体を見事に真っ二つに。
その幽霊たちも消えて行った。



だんだんこれが現実に起こっていることだと思えなくなってきた。

462 ななしのカオス

463 ななしのカオス

464 ななしのカオス

465 ななしのカオス

だから、博士と物理、何者？？？？！！！！！！

466 ななしのカオス

わけがわからないよ

467 ななしのカオス

なんかこいつらなら大丈夫かなって思えてきたよ……なんだよチートじゃねぇか！！

468 スカート

469 ななしのカオス

早く脱出出来るといいんだけど

470 ななしのカオス

>>469 それな

>>468 スカート？どうした？？

471 スカート

これは、少し困ったことになった。

472 ななしのカオス

>>471 どうした？

473 物理

あ！！！全員無事？？！！！

474 ななしのカオス

>>473 ファッ？！

475 スカート

こちらスカート&飯テロ。ひとまず無事ですー。周りに霊は見当たらないかな。

476 博士

こちら博士&魔王！無事です！！！ただ逃げた部屋の外になんかいる！！！！

477 物理

よし。こちらは不眠&もなか&物理。当たり前だけど無事。霊は大量にいたから祓った。

478 ななしのカオス

えっ

479 土佐弁

ちょい待て！！！まさか分断されたんか？！

480物理

>>479 その通りですよ畜生。

481 ななしのカオス

飯テロたちが一番やばいんじゃ

482 博士

とりあえず飯テロさんたちは動かない方がいい、どこかの部屋に隠れててください。

483 ななしのカオス

ちょちょちょちょちょ？！？！！

484 ななしのカオス

さっきまでヤバいこいつらマジチートとか言ってたらこれかよ？！！！


・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・


ああ、くそ、まずった、マズった！！！

「よりによって…………！！！！」

物理は強く奥歯を噛み締めた。

"やつら"が何をしたいのかは、推測ではあるがわかっている。
霧ちゃんの予想通りなら、まず狙われるのは多分もなかと調椛とふうちゃん。次いで私と霧ちゃん。めるさんたちが襲われる可能性も無いとは言えない。

下手をすれば、「あの日」の二の舞。

（巫山戯ないでくれ………！！！！）

ここはデタラメな空間だった。
ギュッ、と目をつむっても、零の生まれ持った特殊能力である「空間把握」が作用しない━━━━━━いや、正しくは作用しているのにちゃんと視えない。


「空間把握」は、例えば異世界に連れ込まれた時、その空間の構造、広さ、内容、その他の情報を見抜く能力である。
空間把握は異空間内の様子を直接見ることもできる、いわば千里眼のような使い方も出来る。

けれどこの空間は、その全てがバラバラの思念によって構成され、複雑に絡み合い、捻れていた。
この空間を作った禍ツ神は、多くの人間の怨念や呪詛が集まって出来たモノ。その影響だろう。

（そして、その中でも一層汚れて、歪んだ念を持っていたのが、あの屑親子……。畜生、笑えないにも程がある。）

あの親子は、死んだ後、きっと封印された禍ツ神に引き摺り込まれたのだろう。
すっかり禍ツ神の一部だ。


どうしよう。どうすれば。

零自身はまだいい。霧咲も恐らくは。でも他のみんなはどうする？


他のみんなは、悪霊を、祓うことなど出来ないというのに。







他のみんなは、自分たちのように、前世を思い出してはいないのに。





思考がどんどん狭まって行く。
ああ、落ち着け、落ち着かなくちゃ。
なんとかしなくちゃ。

はやく、
はやく、

はやくなんとかしなくちゃ━━━━━━




「零」

その声に、ハッと現実に引き戻される。
抑揚のない声。感情の色の見えない瞳。けれど、もなかの肩を掴んだその手は、温かい。

「……ありがとう。もなか」
「…………………私は、何もできない。けど。」

お前の心を支えてやるくらいは、出来る。














「………っばーか。」

ああ、もう。
本当、変わってないなぁ。



・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・


485 ななしのカオス

ヤバイじゃんヤバイじゃん！！

486 ななしのカオス

どうすんだよぉおおおおおお！！！

487 ななしのカオス

落ち着けお前ら！！俺らが慌てたところで何が出来る！！？一番慌てたいのは異世界にいるこいつらなんだぞ！！！

488 ななしのカオス

>>487 そ、そうだよな………


…でも、でもおおおおお………！！！

489 スカート

やば

490 ななしのカオス

くそ、なんか出来ることねぇのかよ……

491 ななしのカオス

>>489

492 ななしのカオス

>>489

493 ななしのカオス

>>489

494 ななしのカオス

>>489 ヤバってなに

495 スカート

おんなのれいるやばいぶつりちゃんのいえにいたやつあのあくりょうやばいめしてろさんが

496 ななしのカオス

>>495 スカート！！！おちつけ！！！！

497 ななしのカオス

>>495 どうした？！！

498 土佐弁

>>495 女の霊いる ヤバい 物理ちゃんの家にいたやつ あの悪霊 ヤバい飯テロさんが

か？

499 ななしのカオス

>>498

500 ななしのカオス

>>498

501 ななしのカオス

スカート！！！！！！飯テロ！！！！！！！

502 ななしのカオス

返事しろぉおおおおおおお！！！！

503 不眠

おい！！！スカート？！！！飯テロさん？？！！！！

504 物理

ふざけんなふざけんなふざけんな、絶対渡さない！！！！！

505 ななしのカオス

返事して！！！！！

506 ななしのカオス

ちょっと待て………なんで飯テロだけなんだ？

507 ななしのカオス

>>506 え？

508 ななしのカオス

なんでスカートは狙われない？…まさか狙われるのは全員だなんてことはないよな…？

509 ななしのカオス

>>508

510 ななしのカオス

>>508

511 ななしのカオス

>>508

512 ななしのカオス

>>508

513 ななしのカオス

>>508














「炎巫女！！」

たたたた、社の庭を、桃色の髪の少女が駆けてゆく。
その身に纏うは巫女服。走った勢いのまま、同じく巫女装束の、こちらは赤髪の少女の腰に抱きついた。

「わっ、と……。空巫女、はしたないでしょ！やめなー！」
「あ、ご、ごめん。」

特徴的な眉を綺麗に顰めて、炎巫女と呼ばれた少女は、空巫女と呼ばれた少女を叱りつける。叱られた緑巫女は、慌てて炎巫女から離れ、俯いて眉を下げた。

「あ、あの、炎。」
「なに、空。」
「刀の稽古、つけて。」
「……お前は今のままで十分強いと思うけど。」
「足りませんが！」

強い瞳で見つめられ、炎巫女は観念したように首を振った。

「わかった。けれど、そう容易くは私は超えられんぞー。」
「わかってるよ。けれど、超えてみるかんな。」

そう言い切れば、炎巫女はその唇を楽しげに歪めた。楽しみだ、と言いながら、目を細める。






終ぞ、超えることは叶わなかったけれど。

ましてや、共にいることすら、永久にかなわぬ夢になったけれども。


＊＊＊＊＊



意識が、引き戻される。

もなかは慌てて周囲を見回した。
そこには社もなく、赤髪の巫女も、桃色の髪の巫女もおらず、不気味な屋敷の中のまま。


けれどもなかは、何故か確信していた。
今のは幻覚ではない、確かに"記憶"だと。


あれは、きっと私の体験したことなのだと。







そうだ。
思い出した。
思い出してしまった。
「ハハッ、零……お前は嘘つきだな。」

何が、偶然だ。





「めるさん！！逃げて！！！」

目の前で一生懸命に女から自分を引きはがそうとして、叫ぶのは、きっとふうなさん。
かつて"私"が憎んだ人。


「逃げたりしないですよ。ふうなさん。」

立ち上がる。
目をつむる。
思い出す。



━━━━━━さあ、始めようか。

「この手で殺してやるから。」



 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2015-09-02T21:21:20+09:00</dc:date>
		<dc:creator></dc:creator>
		<dc:publisher>WOX</dc:publisher>
	</item>
	<item rdf:about="https://konton.web.wox.cc/novel/entry7.html">
		<link>https://konton.web.wox.cc/novel/entry7.html</link>
		
				
		<title>カオスちゃんねる　２</title>

		<description>203 物理

死ね。



あ、結界壊れ…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 203 物理

死ね。



あ、結界壊れそう

204 ななしのカオス

205 ななしのカオス

206 ななしのカオス

207 ななしのカオス

208 ななしのカオス

ツッコミどころ多すぎだろ。






【早急に】見知らぬ屋敷なう【帰りたい】２






209 ななしのカオス

>>208 全くだ

210 ななしのカオス

ちょっと待て、物理大丈夫か？

211 物理

さあ？死ぬかもね

212 ななしのカオス

さあ、てお前…

213 ななしのカオス

取り敢えず、事情知ってるやつ説明してくんね？

214 スカート

ウワアアア結界が一枚割れて霊がべたあって

215 ななしのカオス

お、おうふ…

216 ななしのカオス

突然のテンションにどう対応すべきか困惑してる。

217 飯テロ

あ、でもなんか大丈夫みたい！

218 ななしのカオス

お、おう

219 ななしのカオス

えーっと、その、物理さん？

220 物理

>>219 なに

221 ななしのカオス

とりあえず説明を！

222 ななしのカオス

ま、まあそうだな、取り敢えず何があったのか説明を！

223 ななしのカオス

そ、そうだな！

224 ななしのカオス

しょ、詳細はよはよ！

225 不眠

しょうさい、詳細ね…

スマホの音で物理がビビる
↓
霊が押し寄せてくる
↓
一枚割れた

226 ななしのカオス

物理が思いのほかビビり

227 ななしのカオス

どんな声？

228 ななしのカオス

これっぽっちも詳しくない件について

229 不眠

ぶっちゃけ当事者の俺にも何が起きたかわかってなかったりして。

230 ななしのカオス

ダメだこいつ。

231 ななしのカオス

誰か代わりに説明オナシャス

232 飯テロ

不眠さんの代わりに書き込むぞー。

面倒いから、ところどころ端折って話すね。

まず、スカートさんが突然真っ青な顔して「聞こえる」って言い始めた。
なんか「どこだ」「ころしてやる」「ちかいちかいぞ」「あああああ」
って聞こえるらしくて。それに耳を貸すなと物理さんが怒ったらそれにびっくりしたもなかさんがスマホ落しちゃって。「ぎゃっっ‼‼‼‼」って物理さんが叫んだ瞬間
結界が緩んだらしくて霊たちが「におうぞ」「ここだここだ」「みえなくともわかるぞ」
ってだーって流れ込んできたの。で、一枚割れた

234 ななしのカオス

KOEEEEE

235 ななしのカオス

驚きの怖さ

236 ななしのカオス

結界何層あんだよ

237 ななしのカオス

スカートって聞こえるだけなんだっけ

238 物理

そだね。あと結界は3枚層

242 ななしのカオス

243 ななしのカオス

244 ななしのカオス

……なんというか。



以外とやばいな。

245 ななしのカオス

>>244 禿同

246 ななしのカオス

>>244 禿同

247 ななしのカオス

>>244 禿同

248 魔王

たすけてよー

249 物理

>>248　君らが元凶だからm9(・∀・)

250 ななしのカオス

ほんとに大丈夫なの？！

251 ななしのカオス

場所がわかんねーから助けにいけねーよそこどこ？

252 もなか

マップ見たら湖のど真ん中だった。

253 ななしのカオス

>>253

254 ななしのカオス

>>253 

255 ななしのカオス

>>253 

256 ななしのカオス

てかさ

257 ななしのカオス

ないわー。それはないわー。

258 ななしのカオス

>>256 どうした？

259 256

いや………





お前ら実質怪奇現象に巻き込まれてるんだよな？
本当に大丈夫なのか？
っていうか、脱出の目処は立ってるのか？

260 ななしのカオス

>>259

261 ななしのカオス

>>259

262 ななしのカオス

>>259

263 物理

>>259

264 博士

>>259

265 ななしのカオス

>>259



っておい混ざんな当事者

266 ななしのカオス

そうだった。忘れてた。今こいつらピンチなんだった。

267 ななしのカオス

そういえばそうだよ！

俺らまだお前らの状況よくわかってなかったりするよ？！

268 スカート

だから、結界に立て籠もってるんだって。

269 ななしのカオス

それがよくわからん！！

270 ななしのカオス

なんで博士や物理は結界張れるんだ？
家がそういう家系とかか？

271 ななしのカオス

おお、ここに来てやっと本題に入った感じがする。

272 ななしのカオス

>>271 いままでが逸れすぎだったんだよ…

273 ななしのカオス

>>272 ですよねー

274 博士

……あえて逸らしてたんですけどねー

275 ななしのカオス

どゆこと？博士たちは、なんか話したくない理由でもあんの？

276 物理

話したくない、っていうか
話せない、っていうか

277 不眠

そこは俺も気になってた。

お前ら、俺らにもあんま詳しいこと話そうとしないよな？なんでだ？

何遠慮してるのかわからんが、今こうして、同じ現象に巻き込まれてんだぞ？
そりゃあ、俺らにはなんの力もないけど、もう少し、頼ってくれてもいいだろ。

278 ななしのカオス

279 ななしのカオス

280 ななしのカオス

……なんか、不眠イケメン。

281 ななしのカオス

とぅんくした…

282 ななしのカオス

俺、不眠になら掘られてもいいかもしれない…。




不眠！！抱いてっ！！(バッ

283 スカート

>>282 そし

284 ななしのカオス

>>282 阻止

285 ななしのカオス

>>282 阻s…ってスカートはやｗｗｗｗ

286 ななしのカオス

変換する手間さえ惜しんだか…

287 ななしのカオス

そういや不眠は女だったわ

288 ななしのカオス

そういえば、全員女だった。

289 不眠

今更かよ

290 ななしのカオス

全員イケメンすぎて

291 ななしのカオス

>>290それな

292 不眠

うわあ

293 ななしのカオス

お前ら……

294 ななしのカオス

話反らすなよ
295 物理

>>294 この野郎

296 ななしのカオス

>>294 全くやな。

ところで物理？
なぁなぁにしようと思うなやちゃんと言い？

物理、何を隠しとるんや？
うちにも言えへんのん？

297 ななしのカオス

298 ななしのカオス

299 ななしのカオス

300 ななしのカオス

……知り合い？

301 物理

え

先輩？



・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・


なんで、と、零は呻いた。
それはそうだろう。おかしい。
今は、自分たちがいなくなったことを知っている人はいないはず。
そもそもかおすちゃんねるなど見ているはずもないのだ。

零とふうなが、このスレを立てたのは、ノリ、と言ったが、それは嘘である。
かおすちゃんねるの何処にスレを立てているかも分からないだろうし、大体かおすちゃんねるを知っている人、見ている人が何人いるかしれない。
誰にも見つかるはずがない、という前提があった。

「…この人、マジで人間じゃねーんじゃねぇの」

昔のことを思い出す。
度々目の前に現れては、予言めいたことを嘯いていった彼女を。

「……………変わんねぇなぁ」
「そうだねー」

ぽつり、呟いた言葉に返事。
振り向くと、若干引き気味の霧咲が、こちらを見ていた。
頑張れ、というようにもなかに肩を叩かれたので、取り敢えず軽く殴っておく。

「何やってるんだ？」

調椛が、首を傾げて聞いてきた。





「馬鹿は死んでも治らないっつー話よ」


・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・



301 物理

え

先輩？

302 ぱいせん

そうよ～～～ん

303 ななしのカオス

ぱいせんって誰？




…関西弁…((ﾄｩﾝｸ

304 ななしのカオス

>>303 なんで？

305 ななしのカオス

知り合いっぽい？




スペックプリーズ！！

306 物理

スペック↓↓

ぱいせん
○○校
ちょい土佐弁（残念だったな）
なんか若干胡散臭い
けどほんと周りをよく見てる
実は心配性
博士と物理のいろんな意味の先輩
チートです

307 ぱいせん

褒めてるん？貶してるん？どっちなん？

308 物理

褒めましたよこれでも。

309 ぱいせん

デレ期？

310 物理

ちゃうわなに言ゆう。

311 もなか

土佐弁！久々に見たー

312 物理

うるせ

313 ななしのカオス

お前らリアルでやれ！今はしょうがないけど！

314 ななしのカオス

>>313 ほんそれ

315 ぱいせん

んーコテ変えよかなー？








安価 >>318

316 ななしのカオス

まさかの？！

317 ななしのカオス

何故安価


安価なら、チート

318 ななしのカオス

安価なら土佐弁

319 ななしのカオス

安価なら、って終わったし！
近すぎるって！

320 ななしのカオス

土佐弁ｗｗｗｗｗｗ

321 ななしのカオス

wwwwww

322 ななしのカオス

土佐って高知かーまたそりゃ

323 物理

私も高知出身だしね

324 ななしのカオス

へー

325 ななしのカオス

土佐弁は今高知？

326 物理

のほうがありがたい。

327 ななしのカオス

>>326 えｗ

328 土佐弁

残念今は神奈川で―――――ス☆（ゝω・）vｷｬﾋﾟ

とりあえず訳話せおい

329 物理

ええー

別に大したことじゃないですよ。

昔、私と博士は一回同じ怪奇現象に同じ時刻に同じ場所で巻き込まれたんです。
その時に二人とも、妙な力が目覚めただけ。

それから私ららお互いに知り合って、連絡取り合ったりしてました。
けど、それ以外のときはお互い知らないふりしとこうって言ってたんですよ。
何処でどういう風に知り合ったのか、とか聞かれても、住んでるところも違うし
それなら知り合いじゃないことにしとけば楽だと思って。

皆のために言っておくわ。私はあまり頼りにならないからな。先に言っとく。

330 ななしのカオス

どんなだよ

331 ななしのカオス

えっ、物理と博士、巻き込まれたって何？！

332 博士

>>330〜331 これ以上は今流石に話してられない。

あと、なんでしたっけ？

私らの状況？

…じゃあ、まずはこの異空間の元凶について説明しておきますか。


下空けといて↓

333 物理

昔々のことだけど。
この小さな島には、たくさんの国があったの。

中でも、とりわけ大きな五つの国と、それをまとめる一つの国があってね。
そのそれぞれに、しっかり者の領主さまがいましたわけよ。
まあでもそのうち結婚しなきゃ次を継げないわけだから嫁探しするよね。
近くをぶーらぶらしてたら5人の巫女に皆引っかかったの。

北の領主は、炎の巫女に。
南の領主は、緑の巫女に。
東の領主は、海の巫女に。
西の領主は、大地の巫女に。
真ん中の領主は、空の巫女に。
五人はそれぞれ、一目で惚れ入ってしまったの。

334 物理

一方の巫女たちもまた、五人の領主さまがたにおんなじように一目惚れしてね。

けれど巫女たちは、立派な領主さまがたが自分に見向きをしてくれるなどとは夢にも思わないから、簪や美味しいお菓子を贈ってくれるのを、きっと自分たちが巫女だからだろうと諦めてたの。

けれど領主は諦めなかった。
なんとか自分の気持ちを伝えようと、頑張った。
その年月、五年。
初めのうち、反対していたものたちも、次第に領主さまたちを応援し出した。

そしてさらに二年が経って、ついに、彼らは婚約を交わすことができたの。


なんだかんだ、お互い一目惚れしていただけあって、彼らの関係は円満。

幸せだった。



けれど、しあわせは、永くは続かなかった。

335 物理

あるところに、お金持ちの地主がいた。
その地主には、五人の娘がいた。
地主とその母親は、この娘を溺愛していて。
この世で一番可愛いらしく、美しいのは、自分の娘であると、本気で思っていた。

娘には、美しい着物を。
美味しい食べ物を。

そして、相応しい婿を。



目をつけられたのは、五人の領主さま。

その時はまだ、彼らは婚約をしておりませんでした。
ですから、地主とその妻は、何度も何度も、縁談を申し込んだ。

けれど、領主たちのお心は、既に巫女に夢中でした。
だから、断った。

そして、巫女と婚約してしまった。

さて、それに怒ったのは、地主夫妻です。

私たちの可愛い娘たちとの縁談を断るなんて、なんと愚かなのだ。
おまけに、あろうことか、神に祈りを捧げるしか脳のない、巫女などに誑かされて！

そうして彼らは、その愚か者たちに、復讐をしようと思った。

336 物理

彼らは愚かにも、奴隷たちを買い、捧げることで、禍ツ神を呼び出した。
そして、恐ろしい化け物が出た、巫女たちに退治してもらいたい、と言って、巫女たちをおびき出した。

巫女たちは、怪我を負いつつ、なんとか禍ツ神を封じました。

けれど、愛しい人の元へ帰れば、彼らは形を留めぬ肉塊となっていた。


惨たらしい死体になった夫に、大地の巫女はその場で首を小刀で断ち、緑の巫女は夫の死体と共に消息を絶ち、海の巫女は何も口にせず飢え死にした。


そして、炎の巫女と空の巫女は、犯人を探し出して呪いを掛けた。
地主一家も例に違わず呪い殺して、そのまま二人は、湖に身を投げた。

おしまい。

337 ななしのカオス

338 ななしのカオス

339 ななしのカオス

340 ななしのカオス

予想以上にえげつない

341 ななしのカオス

え？なにこれ



なにこれ

342 ななしのカオス

すげぇ身勝手な話だな。
領主さまも巫女も、可哀想すぎだろ…

343 土佐弁

よーするに、そいつらが今回の元凶なん？

344 物理

>>343 そんなとこですねー。

補足すると、スカートと魔王が倒した祠は、禍ツ神が封印された祠なんです。
肝試しが悪霊バーゲンセール状態だったからと言って、禍ツ神の気配に気付けなかったのは不覚でした。すいません。

今回、敵の目的は私たち。

地主夫妻とその娘たちが手に入れたいのは、私、博士、スカート、不眠、もなかの五人。
おそらく、性格か何かが一致していたんでしょう。

禍ツ神が手に入れたいのは、私、博士。
私らは、合宿参加メンバーの中でも特に霊力が高かったから、そのせいで狙われたんでしょうね。

この空間を作っているのは禍ツ神です。だから、禍ツ神をなんとか出来れば、脱出出来るはず。
けれど、根本から解決するには、禍ツ神だけでなく、地主一家の悪霊もなんとかしなくちゃダメ。
そうしないと、私たちは大丈夫でも、他はこの先も狙われてしまう。

一度さらわれたことで、縁が出来ましたからね。

345 ななしのカオス

え？マジ？

346 ななしのカオス

ヤバくないか…？

物理と博士、二人だけで悪霊と禍ツ神も、とか、やれる…？

347 博士

…悪霊の方は、恨みが強いけど、なんとかできると思う。
けど、禍ツ神の方は、厳しい。

以前、禍ツ神を封じた五人の巫女は、本当に優秀だった。
その五人が力を合わせて、ようやく封じることが出来たんだ。
それを、たった二人で、って言われると、ちょっと、ね。

しかも、万全の状態ならともかく、悪霊退治で体力多少なりとも削られるだろうし…

348 スカート

ちょっ、おま、大丈夫なのかよそれっ！？

349 もなか

物理！！大丈夫？！大丈夫なの？！一緒にここからでれるよね？？？！！！！

また一緒に学校行けるんだよね？？！！！！！

350 魔王

嫌ああああああああああ！！！！！(´;ω;｀)みんなも死なないでぇえええええええええええええ！！！！

351 不眠

いや、お前らもだから

352 物理

私らが全力で守る。死なせない。
死んだら許さん。

353 ななしのカオス

ファッ？！

354 ななしのカオス

突然の涙腺テロ


やめろ泣くだろ

355 ななしのカオス

いきなり増えたんだけど…

356 不眠

そこつっこむなよ。


ところでちょっと不味いことになった。

357 ななしのカオス

え

358 ななしのカオス

え、不味いことって何？

359 土佐弁

えっ？！ちょ、不眠くん？！大丈夫なん！？

360 ななしのカオス

おい返事しろお前ら！！

361 ななしのカオス

不眠！不眠！！！

362 物理




















私、終了のお知らせ☆

363 ななしのカオス

364 ななしのカオス

365 ななしのカオス

366 ななしのカオス

えっ

367 スカート

物理ちゃんがふらふらしてて結界もぶれ始めてるんだけど、どうしたらいい？


368 ななしのカオス

369 ななしのカオス

370 ななしのカオス

371 ななしのカオス


それやばいんじゃね？
 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2015-08-31T22:25:19+09:00</dc:date>
		<dc:creator></dc:creator>
		<dc:publisher>WOX</dc:publisher>
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	<item rdf:about="https://konton.web.wox.cc/novel/entry6.html">
		<link>https://konton.web.wox.cc/novel/entry6.html</link>
		
				
		<title>カオスちゃんねる</title>

		<description>【早急に】見知らぬ屋敷なう【帰りたい】…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 【早急に】見知らぬ屋敷なう【帰りたい】



1 ななしのカオス
もうそろそろ俺泣いていいよな？な？！



とりま釣り乙とか言われる前に証拠写真うpしとく！！
【ゾンビが板張りの廊下を徘徊している】

2 ななしのカオス

釣り乙って言おうと思ったんだけど、うん。


俺の霊感がこの写真は本物だと告げている

3 ななしのカオス

うぉあ


え、これやばくね寒気したんだけど

4 ななしのカオス

本日の釣りスレはこちらですかって言おうとしたのにガチだった

5 ななしのカオス

なんなの？どうしたらこんなとこに迷い込むの？馬鹿なの？

6 ななしのカオス

俺たちは何もしてねぇっつーの！！勝手に巻き込まれたんだよバカ！！
いきなりこんな空間に連れて来られた俺らの気持ちにもなれってんだよ！！


あいつら無事に帰りつけたらスカートはいでやる

7 ななしのカオス

>>6は1？
てか聞きずてならないな最後ｗｗｗ

8 ななしのカオス

そうだけど

あ、スペックはもう一人が書き溜めてる

9 ななしのカオス

もう一人？ >>1だけじゃないのか
俺たち、って言ってたし複数いる？

10 ななしのカオス

こうして書き込めてるってことは今のところ安全？
あと馬鹿どもって誰？ 一緒にいんのかな

11 ななしのカオス

なんにせよ>>1からの情報を待つしかない

12 ななしのカオス

…>>1まだか？

13 ななしのカオス

大丈夫？！さっきの奴らに襲われたりしてない？！

14 物理

サーセン書き溜めてたら遅くなった
コテハンはこれで行く
私は>>1じゃなくて>>1と一緒に巻き込まれたメンバーの一人。

とりあえずお待ちかねのスペック(・∀・)

スペックに出てる人は全員女。
そして年、学校は違えど皆友達。特定してもなんにも言わないでね

さてはて、この度はメンバーの一人の家でお泊りを行っていたところ、怪奇現象に巻き込まれましたまる
詳しいことはのちほど、私よりタイピング速い人が書き溜めたの貼ってくれるよ

巻き込まれたメンバー

スカート
スレ主
スカート大好き
とてもうるさい
プリーツがいいって言ってた
○○校合唱部
霊が見えない触れない聞こえる祓えない
ホラーは苦手

物理
○○校吹奏楽部
私
一応っぉぃぉ
一番背が低い
声がデカい
霊媒体質らしい
霊が見える触れる聞こえる祓える
ホラーすげー苦手

不眠
○○校吹奏楽部兼漫画研究部（？）
多分現実逃避してる
コミュ障
グロが好き
巻き込まれメンバーの中で一番まともだけどたまにキチる
イケメン
霊は見える触れない聞こえる祓えない
ホラーは平気（つか大好物）

博士
○○校美術部
なんかすごい人
ほんわか
癒し
イケメンっていうよりなんか可愛い
癒し
意外としっかりしてる
霊は見える触れる聞こえる祓える
ホラーは苦手

飯テロ
○○校
とても頼りになる
ほわほわ
緩い
優しい
お母さん臭半端ない
かわし方がとても鮮やか
霊は見える触れない聞こえる祓えない
ホラーは平気

もなか
○○校バスケ部
物理の親友
童顔
イケメン
頭いい
なんだかんだ言いつつ優しい
霊は見える触れない聞こえる祓えない
ちなみに霊媒体質
ホラーは苦手らしい

魔王
○○校帰宅部
軽く厨二
大体にっこにこにー
一番背高い
イケメン臭
霊は見えない触れれるきこえない祓える
ホラーは平気

全員普通の女子学生です


15 ななしのカオス

思ってたより大勢巻き込まれてんじゃねえか？！
何人？７人？多っ！！

16 ななしのカオス

なんか…濃い、な

うん。とりあえず濃い

17 ななしのカオス

てか、スカートって言われてるんだけどいいのかｗｗｗｗスレ主ｗｗｗｗ

18 ななしのカオス

いやいやいや、この季節にお泊り？！しかも学校名？！

19 ななしのカオス

北海道民いるとか聞いてないｗｗｗｗ

20 ななしのカオス

いやまあツッコミどころとか沢山あるけど、取り敢えず経緯くれ！

ってか今の状況どうなってんの？本当に安全？

21 ななしのカオス

>>20それな

22 不眠

はいはーいみんなのアイドル♡不眠ちゃんでーす（白目）
文字打つの俺が一番速いんで、俺が書き込みまーす

23 ななしのカオス

おー待機（バッ）

24 ななしのカオス

>>23脱ぐな（バッ）

25 ななしのカオス

>>24お前もな

26 物理

どうでもいいわ勝手に脱いどけｗ
取り敢えず今結界私が張ってるから
そのうちにやれることやっとこ

27 不眠

ｳｨｯ―ｽ

28 ななしのカオス

29 ななしのカオス

30 ななしのカオス

物理結界張れるの？

31 ななしのカオス

普通の女学生（）

32 ななしのカオス

不眠の即レスに誰も突っ込まない

33 ななしのカオス

取り敢えず不眠、真面目に経緯よろ

34 不眠＠眠い(´・ω・｀)

経緯は結構長くなるよ

まあ、取り敢えず話してく

物理が言ってくれてたけど、俺たちは物理の家にお泊りに来てる。
全員とあるサイトで知り合ったんだけど、仲がいいからたまにオフ会とかもしてた。
んで、今回はお泊りになったわけ。

企画したのは物理。
物理んちが地味に広いらしくて部屋もあけてくれるらしくてさ。まあ、テンション上がったよな。いつものやつらとまた一緒に色々やれるし、しかも他の県って言ったこと無いからさ

それが突如として崩れたのは、お泊り2日目、肝試しを行っていた時のことだった。

35 ななしのカオス

ってかなに？不眠たちはネット繋がり？

36 スカート

そゆこと

37 ななしのカオス

肝試しってどこいったんだよ

場合によっちゃやばいぞ

38 物理

肝試しに行ったところが原因じゃないんだよ

39 ななしのカオス

マジかよ

じゃあまさかその後か？

40 ななしのカオス

今どきの女子学生は勇気あるな

41 ななしのカオス

自宅警備隊には無理だわ

42 ななしのカオス

>>41ナカーマ

43 不眠

スレ民の絆が深まったところで続きを投下

今回俺たちは、物理家の付近にあった山を、持ち主の許可を頂いて使わせてもらって、7人で肝試ししたんだ。

でね、その山なんだけど、持ち主さんが言ってたんだよ。山の奥の奥にはある祠があるから、くれぐれも奥に行って壊したりしないようにしてくれ、って。
それでさ、肝試しやる前にそのことはしっっっっかり言い含められてたわけ。
だから俺たちはペアになって一周して戻って来るゲームにしたんだ。
なのにさーなんでかなー
やってくれたんだよね。スカート&魔王が。

ええ。

見事に祠壊しちゃいましたよ。
しかもすぐに言わなかったんだよ。
黙ってたんだよ。
魔王問い詰めてようやく白状しましたよ。



ふ ざ け ん な

44 ななしのカオス

45 ななしのカオス

46 ななしのカオス

おい


おい、それフラグ

47 ななしのカオス

祠とか。なんか封印されてた系だろ絶対…

48 ななしのカオス

スカートたちなにやってんの？！ほう・れん・そう！守れ！！学生だろ！？

49 物理

本当にな

50 スカート

ゴメンナサイ

51 魔王

ゴメンナサイ

52 不眠

物理のパンチを披露する日が来たようだ

53 物理

取り敢えず殴る

54 スカート

零ごめんて

55 もなか

物理落ち着けあとスカートさん身バレ駄目

56 物理

^ ^

57 飯テロ

暴力はダメですよ！
午前中いっぱい説教を勿論正座で受けさせましょう。
あ、お昼ご飯はダークマターで。

58 博士

激おこ

59 ななしのカオス

怒濤のコテハン組にビビった。


全員一分以内とか…

60 ななしのカオス

何気に飯テロのが一番きついと思う。

ていうか、あの、結局その祠って、なに？聞いても大丈夫？

61 ななしのカオス

それな

62 ななしのカオス

こいつら意外とバイオレンス

63 ななしのカオス

取り敢えず

64 ななしのカオス

物理が

65 ななしのカオス

一番

66 ななしのカオス

怖い

67 ななしのカオス

>>63〜66 おまいらｹｺｰｰｰｰﾝ

68 ななしのカオス

うん。まあ、こわいよな

69 ななしのカオス

それより続きは？

70 ななしのカオス

>>69

71 ななしのカオス

>>69

72 ななしのカオス

>>69 あっ…

73 ななしのカオス

そうだったまだ途中じゃん？！

74 ななしのカオス

不眠！続き！続きはよ！！

75 不眠

おーけー
続き↓

祠が壊れたことを、俺たちは肝試しが終わった時にはまだ知らなかった。

ただ、その直後から変化が起こり始めたんだ。


最初におかしくなったのは物理だった。
飯食べ終わって30分後ぐらいかな。突然真っ青になって倒れたんだ。っていうか、立っていられなくなって崩れ落ちた感じだった。
体は震えてるし、顔色は悪いし、吐き気もあるみたいだった。今朝まで健康そのもので、体調悪そうにも見えなかったのに、ほんとに突然だった。

その次はもなかさんだった。
なんか肝試しの途中からしんどそうにしてたんだけど、台所に水を飲みに行ったと思ったらなかなか帰ってこなくて。流石におかしいと思って俺が見に行ったら、シンクの手前で倒れてた。
意識ははっきりしてたけど、体が動かないみたいだった。
症状は物理と同じだった。

その次は飯テロさんだった。
スカートとゲームをやったときだった。気がついたら、飯テロさん倒れ込んじゃって。…んで、そのまま動かなくなった。
スカートは自分のせいだと思ってたけど多分違う。物理たちと同じ症状だった。


いやもう、あまりにも人が倒れすぎてちょっと泣きそうになったよね。

76 ななしのカオス

は

77 ななしのカオス

ちょ、倒れたとか、っとか？！
お前ら今大丈夫なの？！

78 博士

>>77 あ、大丈夫。この空間に来るまではしんどかったけど…
ここに来てからは何故か体調は回復してる感じです。

79 ななしのカオス

そ、そうか、…よかった、っていうのもこの場合どうかとは思うが。
なんかわけわからん空間にいるんだもんな…

80 ななしのカオス

あ、そういえばそうじゃん？！大丈夫なの書き込んでて？！

81 物理

>>80 大丈夫だから書き込んでんだよ
一応安全は確保してるから安心しろ。

82 ななしのカオス

…ならいいけどさ
無理だけはすんなよ

83 ななしのカオス

そうだよお前らまだ10代だろ
辛かったら言えよ！

84 スカート

…みんな心配してくれてありがとう
なんか元気でた

85 飯テロ

お腹すいた（´・ω・｀）

86 スカート

つ【ごはん】

87 ななしのカオス

可愛い

88 ななしのカオス

禿同

89 ななしのカオス

で進展は？

90 ななしのカオス

………

91 ななしのカオス

……………………

92 もなか

無言いくない！！

93 不眠

…いや、これは仕方ないと思うぞ？

というか物理冷静だな…

94 物理

実を言うとめっちゃ怖いねん心おれそう

95 もなか

そういえば物理はメンタルお豆腐だった

96 ななしのカオス

大丈夫かよｗｗｗ

97 ななしのカオス

おいおい

98 ななしのカオス

おいここオカ板だよな？
なにこのゆったりした感じ

99 魔王

物理ちゃんガンバ

100 飯テロ

ところでもう100なんだけど…また話が脱線しているよ？

101 ななしのカオス

あっ

102 ななしのカオス

あっ

103 ななしのカオス

あっ

104 不眠@忘れてた

あっ

105 ななしのカオス

あっ

106 ななしのカオス

おい>>104

お前が忘れてどうする？！

107 ななしのカオス

不眠！はよ！続きはよ！！投下！！！はよ！！！

108 不眠

貼ります貼ります、貼りマスカラ

続き↓

さてさて、突然体調を崩したやつらとは別に、俺たち残った人にも、とある異変が起きていた。

倒れてるやつらに
黒い靄が、まとわりついているのが見えたんだよ。

流石に非現実的だし、言っても信じて貰えると思わなかったから、俺は黙ってた。
多分他のみんなもそう。

けど、博士さんが俺たちに話し掛けたんだよな。

博士「不眠さん」
不眠「博士さん？なんすか？」
博士「皆さんに黒い靄がまとわりついてるように見えてます？」
不眠「」

博士さんストレート過ぎてフリーズした

109 ななしのカオス

110 ななしのカオス

111 ななしのカオス

112 ななしのカオス

…え？博士、なんでわかったの？

113 博士

不眠さんの様子と、自分に見えてるものから判断した結果だけですよ？

114 ななしのカオス

どういうことなの

115 ななしのカオス

わけがわからないよ？

116 ななしのカオス

とりあえずかんがえるだけむだなきがする

117 不眠

続き↓

その時俺たちはリビングに集まってたんだけど、かなり人がいた。
全員いたかな？
みんな博士さんの突然すぎる電波発言にポカーンってなってた。

不眠「…なんのこと、ですか？」
博士「スカートちゃんも見えてるよね？」
不眠「」
スカート「…うん」
不眠「まあ見えてます、けど…」
物理「だろうねー」

三人吃驚。だっていきなり物理が起き上がって皆を謎の光で包み始めたんだし

ちょっと博士さんと物理の確信持ったような話し方に、もしかしてこの二人なんか知ってるんじゃないかと思った。

不眠「二人は、なにかわかってるんです？」
物理「みんながなんか良くないものに目をつけられた、ってことは。」
スカート「よ、良くないもの？」

物理「山行く前に言われたろ、祠壊すなって。誰かが多分それ壊したんだよ」


スカート「えっ」
魔王「あっ」

犯人確定したよね。

118 ななしのカオス

わっかりやすぅ…

119 ななしのカオス

あっ、じゃねぇよ

えっ、でもねぇよ

120 不眠

続き↓

不眠「…おい、お前らまさか」
魔王「え、いやその」
スカート「べ、別に俺らは…」

しどろもどろになる二人。
他総出で問い詰めて、ようやく白状した。

どうやら肝試しに夢中になりすぎて、奥までいっちゃって祠の存在に気付かず当たっちゃって、倒したみたい。
その場には二人しかいなかったし、黙っとけばいいやって言わなかったんだと。


いや、よくねーよ。

博士さんと物理は二人とも揃って頭抱えてた。
そして二人でよくわからん話してた。

物理「どうする…博士ちゃん、これかなりマズイ」
博士「わかってる…取り敢えず二人はあとでどうにでもできるからいいとして……私ら2人だけで足りる…？」

正直この時は二人が何言ってんのかわかんなかった

121 ななしのカオス

うん。俺もわからん。


っつーか二人！！おま！！馬鹿か！！

122 ななしのカオス

バカだろ！！


…ホント馬鹿だろ！！！

123 不眠

続き↓

スカート「あの、博士？物理？何の話？」
博士「あ、えーっと…」

話しかけられて言い淀んだ博士さん。
首を傾げる俺ら。
俺たちに正座させられてる二人。

その時だった。



物理「……まずい、来た」

物理の言葉の直後、部屋の空気が変わった。
なんか寒いような生温かいような変な感じでさ、しかも湿っぽいんだよな。なんかいや〜な空気で、ぶわって鳥肌が立って。
冷や汗やばかったな。

でもそんな風に感じたのは俺と博士さんと物理の３人だけみたいだった。他の人たちは普通だったから。

それでさ、なんか部屋の電気がしっかり点いてるのに、なんでか部屋が薄暗いんだよ。
蛍光灯が壊れたわけじゃない。
ちゃんと部屋の中は明るいんだ。
しっかり物は見えるんだよ。
なのになんでか、暗い、って感じた。
そんな奇妙な感覚初めてだった。

何が起きてんのかわかんなくて、俺と、横にいたスカートはへたり込んでた。
物理はめっちゃ体震えてた。
魔王も混乱はしてたな。
物理たちは、辺りを警戒してた。

そしたらさ、起きてたもなかさんが言ったんだ。

もなか「なんか、聞こえる…」

って。

そしたら博士さんと物理が慌て出した。

物理「もなか、だめ、聞くな」

もなか「よこせって、言って、」

物理「もなかダメだ、」



もなか「あ


あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！」

もなかさんが耳塞いで、叫んだ。

124 不眠

続き↓

もなかさんが叫んだすぐあと、体調崩して寝込んでたはずの飯テロさんが飛び起きた。

スカート「飯テロさん？！どうしたんすか！？」

飯テロさんに懐いてるスカートが話し掛けたんだけど、、飯テロさんはそれまるっきり聞こえてない感じで、もなかさんのことをじっと見てたんだ。
もなかさんは物理がずっと背中さすってやってた。

物理「大丈夫、大丈夫だから…」

なんかこのとき物理がすっげえ優しい声出しててびっくりした。

魔王は博士さんになんか話し掛けてた。
物理はあたりを警戒し続けてた。

俺は震えてるだけだった。
怖くて怖くてしょうがなかった。


部屋の温度はますます下がってきた。

それと、音が聞こえてきた。
もなかさんが聞いてたものとは多分違うな。

ミシッ、バキ。ミシ、バキパキパキ。って。
なんかとんでもなく重いものが、廊下の板踏みしめて壊しながら歩いてる、みたいな？
どんどんそれが近づいてきて。

音が大きくなって、

「ァなた、いラない、じャマ」

耳元で、声が聞こえた。

あ、やばい死んだ、って思ったよね。その時は。
なんか、今までの人生の思い出が頭のなか駆け巡った。走馬灯ってマジであんのな。

ちゃんと寿命で死にたかったな、とか。


思ってたら、そん時。




物理「さ、せ、る、かぁああああああああああああああああああ！！！！」

博士「手、出さないでッ！！！！」

いつの間にかいなくなってたっぽい二人が、なんか白いもん連れて部屋の入り口から飛び込んできた。



博士さんは弓を

物理は日本刀を持って。


うん。ビビった。

125 ななしのカオス

126 ななしのカオス

127 ななしのカオス

はい？

128 ななしのカオス

いや、空気読んでROMってたんだけど、これだけは言わせて？




なんで弓とか日本刀とかもってんの？？！！！

129 物理

まあ最後まで聞け

130 博士

あとでね。

131 ななしのカオス

>> ビビった。
うん、そりゃビビるわ。


てかさっきから思ってたけど、なんか、この二人だけ手慣れてない…？

132 ななしのカオス

もしかして：こういうこと初めてじゃない

133 物理

もしかしなくても：初めてじゃない

134 ななしのカオス

>>133 ファッ？！

135 不眠

はいはい豚切りー

続き↓

まあ、知り合いが、いきなり弓とか日本刀持って部屋の中入ってきたら誰でも混乱するよな。俺らもポカーン状態だった。
リアルに ( ﾟДﾟ) みたいな顔してたと思う。

二人が入ってきたあと、少しだけ空気が和らいだ気がした。
そのときはそんなこと考えてる余裕なかったけどさ。


でさ、なんか博士さんと物理が、俺たちの方睨みつけてんだよ。正確には俺らの後ろかな。

で、振り向いたら、いた。





なんか、十二単着た長ーい黒髪の、見た目年齢四十代ぐらいの女の人(血塗れ)が。

136 不眠

続き↓

これはなんでか他の人たちにも見えてたらしくって、あちこちから悲鳴が上がった。
魔王も悲鳴あげてた。ザマァ。

博士さんと物理は、武器構えながら無言でそいつ睨みつけてた。

そいつもなんか恨みの込もった目で二人の方見てた。


しばらくして、そいつが話し出した。

霊『お前らさえ…お前らさえいなければ…』

そんな感じのわけわかんないことブツブツ呟きながら、そいつは手をゆっくりと上げた。
そしたら、着物の袖から、なんか黒いものが出てきた。
ざわざわざわざわ蠢いててキモかった。


その黒い何かが、すごいスピードでこっちに向かってきて、思わず目を瞑って、


目を開けたらこの屋敷にいましたよ、と。




現在、物理が手近な部屋に結界張ってその中に籠城なう！！←ｲﾏｺｺ‼

137 ななしのカオス

ちょっと待って物理結界張れるんですか？！

138 物理

博士も張れる！

139 ななしのカオス

マジで？！

140 ななしのカオス

質問タイム！質問タイムプリーズ！！

141 ななしのカオス

わからんことが多すぎる！！

142 博士

わかった。質問を受け付ける。

質問 >>145〜155

143 ななしのカオス

近くね！？






・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・




「うっわー…やっぱスレの人ら混乱してら」
「そりゃそうだろ。俺らもまだよくわかってねぇのに。」

調椛とふうなは、自身の携帯を覗き込みながら、言った。
混乱を生み出した張本人である零と霧咲は、現在部屋の隅で何やら話し合っている。恐らく、悪霊の対策だろう。

彼女ら二人は未だろくに説明をしてくれていない。零に関しては中学時代、もなかと二人一緒に異空間に巻き込まれたことがある、とだけ。
何やら、自分たちに詳しい事情を話すのをためらっているようだった。

けれど、こうして同じ事態に巻き込まれたのだから、事情ぐらい話してくれてもいいと思うのに。

何を隠したいのだろう。
何を恐れているのだろう。

ふと携帯を見れば、ちょうど質問安価が終わったところだった。




・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・







157 ななしのカオス

決まったか

158 ななしのカオス

誰かまとめてるか？

159 物理

言われると思ってまとめてた☆

安価

・物理と博士の霊能スペック
・物理の家に家族は？
・魔王はどうして魔王なの？
・今日のパンツの色
・みんなの身長
・なんでスレ立てようと思ったの？
・メールとかは通じる？
・みんなの持ち物
・他の人らの霊能スペックとか、あと心霊現象体験したことあるかどうか
・博士と物理が持ってたっていう弓と刀は何処から持ってきたの？

おい誰だパンツの色聞いたの。

160 ななしのカオス

サンキュー

って物理かよ？！

161 ななしのカオス

何はともあれありがとうww

162 魔王

魔王は魔王です

163 ななしのカオス

魔王ｗｗｗ

164 ななしのカオス

なんだよ、知られたくないのかwwwwwwwwwww

165 もなか

物理んちはうちらだけしかいないよ～～親は帰省中

166 不眠

眠い

167 ななしのカオス

不眠フリーダムかよ

168 スカート

スレ立てようと思ったのは～～～ノリかな☆（ゝω・）vｷｬﾋﾟ

169 ななしのカオス

軽いなｗｗｗ

171 ななしのカオス

ってかスペック見直したけどお前らやばい（特に物理ともなかは）

172 ななしのカオス

霊媒体質とか…

173 もなか

>>172 まーね。

物理とは同じ中学でさー、クラスが同じなんだが…気がついたら物理の周りにうようよいるんだよねｗｗｗｗｗ私はお守り&物理の結界で問題ないけど物理はめんどくさがって自分に結界張らないんだ
すごいひやひやする

174 ななしのカオス

なにそれこわい >>周りにうようよいる 

175 ななしのカオス

ヒェッ

176 物理

だってめんどくさいーーーー

177 不眠

物理の度胸ありすぎ

179 ななしのカオス

けどホラー怖いんだな

180 ななしのカオス

驚きの事実

181 魔王

ってかそれどころじゃないだろ

182 ななしのカオス

そういえばそうだった

183 ななしのカオス

忘れるところだった

184 博士

そのまま忘れてくれりゃよかったのにー

185 スカート

ねー

186 もなか

…めんどくさがりたちめ！

187 物理

>>186 ざまあ



質問の答え貼ってくぞー

・博士と物理の霊能スペック

二人とも見える聞こえる触れる祓える。俗に言うチートかな。割となんでもできる。結界張ったり攻撃したり？
けどやっぱ得意分野みたいなのがある。
博士は探知が上手くて言霊による除霊が得意。霊に消えろって言ったら消えます
私は呪術関係に強くて結界張るのが得意。あと物理攻撃で倒せます。

・物理んちって家族は？

いねえ。実家に帰省中

・魔王ってどうして魔王なの？

魔王だからです

・今日のパンツの色

死ね。

・みんなの身長

低い順に並べてくと、
物理
もなか
スカート
博士
飯テロ
不眠
魔王

ツッコミは許さない

・なんでスレ立てようと思ったの？

完全なノリ

・メールとかは通じる？

通じない。
なんでかおすちゃんが通じたのかは謎。
かおすちゃんは異界でも通じる、って都市伝説だと思ってたんだけどな…

・みんなの持ち物

全員携帯ぐらいしか持ってない。
私がお札（少量）お守り（全員分）塩（少量）くらい
・他の人らの霊能スペックとか、あと心霊現象体験したことあるかどうか

全員上のスペックに記載
一度こういうことに巻き込まれたせいで、能力に目覚めたっていう可能性はある。

・博士と物理が持ってたっていう弓と刀は何処から持ってきたの？

持ってきたんじゃなくて私が作った。

188 ななしのカオス

189 ななしのカオス

190 ななしのカオス

191 ななしのカオス

物理のスペック理解
っつーか俺物理たちのことわかっちゃったよ…あのイラストサイト俺も知ってるよ…

192 ななしのカオス

作ったって…どういう、ことなの……

193 ななしのカオス

っていうか二人チートなのか！



>>191 マジで？

194 ななしのカオス

いやいやいや、お前らそこじゃないだろ

195 不眠

俺やっぱ背高い方なのかー
196 魔王

やった一番

197 物理

殺してやる

198 もなか

落ち着け

199 スカート

…物理から謎のオーラが

200 ななしのカオス

ｗｗｗｗｗこわｗｗｗｗ

あっ、200ゲト？

201 ななしのカオス

っていうかあまりにサラッと情報出されたからツッコめなかったけど、物理ちっちゃいんだな

202 ななしのカオス

>>201 お前死んだな

>>200 おめー

203 物理

死ぬか

あ、なんか結界壊されそう

204 ななしのカオス

205 ななしのカオス

206 ななしのカオス

207 ななしのカオス

208 ななしのカオス

ツッコミどころ多すぎだろ。
 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2015-08-29T19:03:13+09:00</dc:date>
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		<title>星の降る夜に</title>

		<description>空気がすんでいるところは星が綺麗だと聞…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 空気がすんでいるところは星が綺麗だと聞いた。


ぶっちゃけ私はこの星空しか知らないからここらで星が綺麗に見れるという事実にピンと来ない。
というかせっかく空眺めてるんだから流れ星の一つでも流れてこないかな。

キラキラの星空は十分なものなのだろうけど、少し物足りない。


もしも今、流れ星を見れたらどんな願い事をしてやろうか。


 別に信じちゃいないけど、たまには信じてみたくなる。



ふるり。


 開け放った窓から吹き込む冷たい空気に身体が震える。

 真冬の午前２時はさすがに寒い。


 星を見るのもまあ飽きたし窓締めよう。寝る前にタイマーをかけておいたエアコンはもう止まってる。月明かりだけを頼りにエアコンのリモコンを掴んで起動させる。


 室内に流れ込むあったかい空気にほっと小さく息をつく。


 


 窓から離れてベッドに身を投げる。


 眠気どっかいっちゃった。てか今日は全然眠気が来ない。


 「　　」


 声が聞きたい。


ほぼ無意識に呼んだ人の名前はかえって私の意識を覚めさせていく。




 遠い地に夢を追って旅立っていった友人のひとり。


いつも一緒にゲームしてても隣でバカみたいに大声で笑ってた。


ついてけないなんていっつも言ってたけど、言えない時もあった。



 好きなことを語るときだけは目キラキラさせて、いくつになっても子供みたいで。


 長々と語って来ても何も言えなかった。


 夢を追って、東京に行くといわれたときも、そうかとしか言えなかった。

いつでも愚痴聞いてあげるよ、泣いて帰ってくるなよ。なんて馬鹿にしてやった。

でも、そんなことなかった。今も東京で、頑張ってる。


その上イラストレーターなんてものをはじめて、さらに自分を多忙にしてる。


その始めた理由すらやっぱりあの子らしくて、聞いたときには笑ってしまった。

しかもそれに自分ともうひとり友人が巻き込まれるとは。



 この年になってもまだ、一緒にバカできるのがうれしい、なんて。



 もう寝れなそうだからずっと起きてるか。


 身体を起こせばカーテンを閉め忘れた窓からキラキラ星の光が届く。



 東京は、こんなには星が見えないのだろうか。


きっとむこうじゃこんな綺麗な星空見れてないんだな。



 東京なんて行くからだ、ざまーみろ。






なんて思うけど、同時に頑張れと思ってしまう。


 好き放題やって、そのままでいろと思ってしまう。

どうか振り返らずに進んで、なんて。

 辛くなって帰ってきた時には散々馬鹿にしながら、それでも傍に居てやりたい。
ベッドに放置してた携帯が鳴り響いてまた意識を戻される。

ディスプレイを確認すれば、ちょうど考えていた人からの着信。非常識な時間にかけてくるなよと思うよりも電話が嬉しいなんて。

私は完全に毒されている。


情けないよなあ。友人に、それも女に、気付いたときには恋をしていた。


 「こんな時間になーに」


 「あ、零起きてた？」


小さくごめんと謝ってそんなことを聞いてくるふうな。


 「寝れなくて起きてた」


 「そっか。じゃあちょっと話そうよ」


 私の言葉に心なしか電話越しでテンションが上がったように思う。


でもこの子が、電話してくるのはきっと。
「何があったんだよ」


どうせ何かに詰まったとき。


 「さっすが零。わかってるなぁ」

ひゅって息を呑む音が聞こえたと思ったら、いつもみたいなおちゃらけた声。

でもすぐ終わって、真面目なトーンで話し出す。
あっちでいき詰ってること。

 周りの人のアドバイスを理解は出来るけど受け入れきれないこと。


 絵の詳しいことなんて私にはわからない。それがわかってるから私に言ってくる。


 余計なアドバイスなんてしてこないことを知ってるから。




ポツリポツリと述べる言葉に軽い相槌しか打てなくて。




 「好きなだけ悩んで、好きに決めな」




 好きにやるだけやって、いっぱい凹んできなよ。


 自分の足で好きに進めよ。その分だけ確かなものがあんたにはついてくるだろうから。


 口に出して言ってやることなんて出来ないけれど、私が誰よりも信じてるから。


 「うわぁ…冷てぇな零ちゃんはよぉ！」
「うるせぇな深夜に電話付き合ってるだけでもありがたく思いやがれ」

 「ひでぇよー恋人が弱音吐いたら優しく慰めてくれるもんじゃないのぉ？」


 「はぁ？気持ちわるいこと言ってると叩くぞ」


こえええ、なんて電話越しに言ってくるけど普通だったらこんな時間に電話でねえしつまんない話なんて聞かねえもん。


その時点で大概甘いことに気づきなよ。


そう、まさかこいつと恋人関係になれるとは。というかなってしまうとは。


ああ、そうだ。



 「なー」


 「ん？」




 「そっちってさ、星綺麗に見える？」



 座っていたベッドから立ち上がり、窓の外の星空を見ながら問う。


 電話越しに星ぃ？と間抜けな声が聞こえた。


 「見える、けどまあ千葉ほどではないよ」

「ふーん」


 「聞いといてそれかよ！」




 東京でも星はキラキラしてるらしい。

「ていうか零。こんな時間まで起きてるとか身体に良くないでしょ」


 「それはふーちゃんもだろうがさっさと寝ろや！」
「はーいはい。寝ます、寝ますよ」


 私の暴言なんて慣れたもの。あっさりと笑いながら受け流される。



 「おー、おやすみ」


 「ん、おやすみ」



 通話を切って、また携帯はベッドに。


ああ女々しい。声を聞いたらやっぱり会いたくなる。


 会いたい、なんて私から言えない。


そりゃ恥ずかしいからってのもあるけど、やっぱり応援したいから。


いつまでも夢を追いかけて進み続けるのを応援したいと思っているから。


 次はいつ東京に行くだろうか。


いつ、会えるだろうか。


 二度と会えないわけじゃないから、だから寂しい思いは絶対に見せない。




 夢を追うあの子と見守るだけの私にも同じようにキラキラの星が見えてる。


ちくしょう。


 距離なんて関係なくずっとあの子を見守れる星が羨ましい、なんて。


 東京に行くあの子を、唇噛んで涙をこらえて見送ったことを思い出した。


どこにいたって繋がってるから。


カッコつけて、私にそう言ってきたことも一緒に思い出されて、思わず笑ってしまった。




また星を見上げてみる。
キラキラキラキラ。夜空を覆って輝く中を一際キラリと光る流れ星。

お、電話する前に思ってた通りに流れ星が。私すごいかも。


 結局願い事なんて、思いつくのはやっぱりあの子のこと。


 健康に、頑張り続けられますように。


 三回も繰り返せなかったけど、この私が祈ったんだ。


しっかり叶えてよね。



あの子にももし流れ星が見えていたら、

いったい何を祈るだろうか。






また不意にベッドの携帯がなる。今度はメールの着信音。


 送信者はもちろんさっきまでの電話相手で。



 『月が綺麗ですね』




カッコつけやがってこの。


たしかにキラキラの星の中で一際輝く月も綺麗だ。



 「死んでもいいわ」




 月を見上げながら、呟いた言葉をメールに乗せて返す。


 次は直接言ってこいよなヘタレ野郎め。



 月も星も、どうかあいつが無茶しないように見守っててくれよう。なんてな。
 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2015-08-19T18:45:53+09:00</dc:date>
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		<title>私のユートピア</title>

		<description>白の咲き乱れる世界は、悲しみだけを際立…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 白の咲き乱れる世界は、悲しみだけを際立たせる。
花は一瞬の命を看取られることなく散らせ、人の命も同じで。
生者の葬列はただ虚しく、そこに故人はもう存在しない。

「自分のしたことは返ってくる。当然のことでしょ？」

きらきら。きらきら。
幻想的な楽園で。

「それが自分の罪ってか？」


誰より何より深い落園。 
消えない祈りと終わらない懺悔。 


「さぁ、どうだろう」


手向ける花束。
消えるはずのない幸せな日々の記憶。 
彼女は少し短くなった髪を風に遊ばせ、見える紺碧の果てを探した。


「いらっしゃい」


彼女の屋敷には、瞳の色によく似た刀が飾ってある。
静かに光るそれにかつての彼女の面影はない。 


彼女はずっと笑っている。
墓標に手向けた花を摘む時も海を見ていた時も。
あの時より痩せた白い腕。
後ろ姿はあの時、勇ましく戦った戦友のものではなかった。


「R、」

「……私は零、でしょふうちゃん」

「悪ぃ、つい」


ふうなは失言だと瞳を伏せた。
そうだ、彼女は零だ。
かつての戦場に全てを置いてきた、今目の前に居るのはただの平和な国に生きる少女。 
自分の知っているRでは無い。 


「はは、気にしてないよ。
今日聞きたいのは刀を握れる様になったかでしょ？
残念だけど……刀を握れる様になったとしても、私は二度と戦わない。まあ目ももう見えないし。」


誰の命も奪えない。
どんな色の血でも見るのは嫌だ。 
命を断つ音、感触、悲鳴、縋る手、罵倒、罵声、恨みのこもったあの視線。 
もうこれ以上背負えない。 


「分かってる。世界は平和になった……だからお前が辛い思いをして刀を振る必要はない」


俺が聞きたいのは。
聞かなければいけないのはそんな事ではない。 
思い出に奪われるその前に、どうか言って欲しい。
その笑みを解いて一度だけでも。 


「零、お前……幸福か？」


生きていたいと、思ってくれている？
その隣に居るのか俺でなくても構わないから。


「もちろん」


冷たい笑み。
散らす花びら。ぬける赩。
幻想は現実にはならない。 
甘い甘い砂糖菓子。何を期待しているの？


「今すぐにでも死にたいくらい幸福だよ」 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2015-08-18T22:20:17+09:00</dc:date>
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		<title>ライフが足りません</title>

		<description>昨日、久しぶりに友達と飲みに行った。女…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 昨日、久しぶりに友達と飲みに行った。女は俺とシラやさいちゃんだけだったが、友達には全員彼女がいたので特に何も起らなかった。
お酒も言うほど飲んでないから意識もはっきりしているし、アレなことはしでかしてないはず。
それなのに。

 「わかってるよね？ふうちゃん」

 「ひっ」


 今俺は、恋人の家で嫉妬に狂った恋人に殺されかけている。
なんでだ。

 「私だけを見てよ。なんで他の奴なんて見るの？なんで？なんで？ねえ？」

零は包丁片手に歩いて逃げ惑う俺を追いかけてくる。距離はあるはずなのに、すごく近く感じる。普段ならどんなに嬉しいことか。今は死ぬほど遠慮したい。

 「だからっ、別に何もなかったんだって！」

 「お酒飲んだんでしょ？気づかない内に何かされてるかも知れないじゃん」

 「推測で包丁持ち出すなよ…！そんなに飲んでないからちゃんと覚えてるってば…！！！シラとかもいたんだぜ？！」


「しーちゃんたちも居たの…？へえ…男じゃなくて女と浮気したの？」

もともとヤンデレ気質ではあったけど、ここまでとは思っていなかった。いやもう最悪。話が通らない。ゲームなら完全に詰みの状態だろう。


 「もしされてなくても気持ち悪い手でベタベタ触られたんでしょ？なんでそんなこと許すの。私のこと嫌いなの？嫌いなんでしょ？？」

 「嫌いじゃねーよ！好きだよ！」

 二階に駆け上がる。焦ってるせいか、足がもつれて転びそうになる。


 「じゃあ…なんで！」

 「だから何もなかったんだって！本当に！信じろよぉ！」

 「…だったらもう会わない？」

 一番奥の部屋に入る。逃げ場はない。

 「会わない！それで零の気が済むんだったら会わないから！」

 歩いていたはずなのに、零はもう俺の目の前まで迫って来ていた。キラリと光る包丁が怖い。


 「……じゃあ許してあげる」

そう言って包丁を床に置く零。やっと分かってくれた…とほっとする。


 「私のこと好き？」

 「さっきも言ったでしょ。好きだよ」

 「そっか…」


へへ、と嬉しそうに笑う零。もういつもの零だ。俺は気が抜けてその場にへたり込んだ。
けれども気が抜け過ぎたのか零の呟きが聞こえなかったんだ。


 「でも、次やったら殺すから」 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2015-08-18T22:18:20+09:00</dc:date>
		<dc:creator></dc:creator>
		<dc:publisher>WOX</dc:publisher>
	</item>
	<item rdf:about="https://konton.web.wox.cc/novel/entry2.html">
		<link>https://konton.web.wox.cc/novel/entry2.html</link>
		
				
		<title>悪酔いはダメです</title>

		<description>ふわふわと落ち着かない、けれども心地よ…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ ふわふわと落ち着かない、けれども心地よい気分のなか、優しく柔らかい唇が触れて、それから。
やめて、と本気の声で言われて、眩しすぎるほどに目が覚めて、同じくらい一気に酔いも覚めた。

 「……あ」

 ぐし、と乱雑に、手の甲で自分の口元を拭う零。その視線は恨みがましく燃えていて、俺のことをただただ真っ直ぐ捉えていた。

 「なにすんのさ」

 　滅多に見ることのない、敵意を剥き出しにした零に、何も言えなくなる。

 「あ、酔ってて……、つい」

 そうだよ、俺めちゃくちゃ飲んだから、つい、悪ふざけで。ノリで、つい。

 「……ま、間違えた、ね、ごめん」

 本当なら誠心誠意謝るべきところだろうに、まだ酔いが覚めて間もない俺は、まるで取り繕うみたいに謝罪の言葉を溢す。
 零は、そんな俺を、冷めきった目で見つめていた。

 「……最悪よ、あんた」

 「ご、ごめ」
 「最低」

 　謝る隙も与えずに、零はそう言い捨てて、バタン、と大きな音をたててこの部屋を去ってしまった。


 零の家。時間は、深夜。

昔からの友人らで飲み会をした。お疲れ様会とか、これからもよろしく会だとか、名目は極めて適当で。親睦を深めよう、ともっともらしい理由をつけたのは誰だったか、とにかく気心知れた連中の、いつも通りの飲みだった。
 俺は、こうやってみんなで騒いだ後の、一人になったときの余韻とか、あとから襲い掛かる寂しさとかが酷く苦手で。零もそれをわかっているから、都合のいいときはこうして、解散したあとに少しだけ宅飲みして、泊まっていくのがなんとなくの決まりだったのだけれど。

 　覚束ない記憶の糸を手繰り寄せる。なんだか、ひどく酔っていた気がする。

 「酔うと多分駄目なんだよなぁ」

 　酒は怖い。超えてはいけないラインを、簡単に飛び越えてしまう。
 　酔っ払い同士の会合で、ふざけて抱き付くとか、ふざけてキスするとか、そんなのはよくある話だった。他意はない。あるわけがない。ただの悪ふざけ以外の、なにものでもない。

 　しかしその性質上、俺のように、盛り上がればおっけー、なんて短絡的な思考をしている奴もいれば、冗談じゃない、とそれを好まない人ももちろんいるわけで。

 　端的に言ってしまえば、零というその人は、その手の悪ふざけをもっとも苦手とする人物だった。
真面目ちゃんってわけじゃないけど、そういう度の過ぎた冗談や悪ふざけが嫌いみたいだ。


 「……もう酒飲まねぇ」

 　多分明日には飲むけど。

 　ごろり、と横になる。勢いをつけすぎて、頭を軽く打った。痛い。
 　はあ、と深い溜め息を吐く。
 　終電はもうない。タクシーを呼ぶだけの代金も心許なかった。だって、今日は元々泊まる気でいたのだ。
 　零がいるであろう部屋の方向を見た。

 　ああ、明日、どうすりゃいいのよ。


 「あー……？」

 　どうやらあのままリビングで寝てしまったらしい。身体の節々が痛くて、俺ももう若くないな、と悲しくなる。
 　窓の方を見れば、締め切っていたはずのカーテンがあいていて、外には眩しい太陽が昇ったあとだった。と、同時に、そのカーテンを朝一番開けたであろう人物の存在に思い当たって、思わず身体が強ばる。
 　起き上がらないままに、視線を彷徨わせる。それらしいものは見つからなくて、ひとまず安心して息を吐いた。

 　ぼうっとする頭で、さてどうやって謝ろうかと思案する。昨日の様子だと、おそらくまともに会話もできないだろう。ああいう普段怒らないほんわかとした人種というのは、いざ怒ったときがそれはもう有り得ないほどに怖いのだ。勘弁してほしい。まあ、俺が悪いのだけれど。


 　かちゃり、と、戸の開く音がした。
　振り向くよりも先に、あいつだ、とわかった。


どうやら俺が物思いに耽っている間に、奴はこの部屋に入ってきてしまったらしい。
 　ヤベェぞオイ。俺まだなにもちゃんと考えてない。

 　背中に刺さる視線が痛くて、俺は振り向けなかった。

 「ねぇ」

 零の、声。
 　昨日の夜と同じ、冷ややかな声。

 「ねぇ、聞こえてないの？」

 「き、こえて、マス」

「なんなのよ反応してよね」

 　こんなに動じるなんて俺らしくもない。けれど、慣れないことには滅法弱いのだ。仕方がない。

 「風呂、入るなら入ってって。タオルとかいつも通り使っていいから」
 「あ、ありが……」
 「終わったらさっさと出てってね」

 「……っな、ちゃんと謝っただろ！」

 　冷淡な零の対応に、ついそう言い返す。
 　ああ、違う。そうじゃないのに。
 　焦る気持ちが頭のなかを渦巻いて、でもそれは渦巻くばかりで口からでようとはしない。

 「……謝れば、済むと思ってるん？」

 「だってあんなの悪ふざけだろ！真に受けんなよ酔っ払いのしたことを！」
 「私ああいうの無理だって言ったじゃん！話聞いてないの？！」
 「だからこうして謝ってんだろ！」

 　一度頭に血がのぼってしまえば、激しい言い合いになるのはすぐで。お互いにぎゃあぎゃあと喚きながら、自分の主張を続ける。
 　全面的に俺が悪い。悪いよ。わかってるけど。でも、そこまで怒ることないだろ、とか、謝ってんだから許せよ、とか、そういう身勝手な思いもどうしたって出てきてしまう。零は意地っ張りな奴だ。俺と同じくらい。
 　喧嘩なんて滅多にしないから、収まるところが見つけられない。

 「本当なら見るのも嫌だって話したよね？それを私はいつもいつも妥協してんだよ？毎度毎度のその『悪ふざけ』にさ！」
 「じゃあ近く座らなきゃいいだろっていつも言ってんだろ！」
 「そういうわけにもいかないでしょ、身内なのに！」
 「そもそもお前酒強くないんだから飲み会なんか来なきゃいいじゃん！」
 「っ、人付き合いとかあるじゃない！」

 　話の向かうところが、もうわからなくなってきた。脱線しまくりだ。なんの話してたんだっけ、そう、俺が酔ったまま零に、ふざけてキスをしてしまった話を。


 「つまり、あんなの遊びだから……」


 　俺がそう言った瞬間、零は真っ赤な顔のまま、がたん、と俺の腕を強くつかんで、そのまま玄関の方へと引っ張っていった。

 「ちょ、おい！」
 「やっぱ風呂も使わないで。今すぐ帰って」
 「はあ！？」

 「……もう、しばらくは、顔見たくない」

 　ぐいぐいと玄関の外へ追いやられる。無理矢理ジャンパーを持たされ、押し込むみたいに靴を履かされ、ガチャリと大袈裟な音をたててドアが開いたかと思えば、またすぐに同じ音をたてて閉まって、おまけをつけるみたいに鍵のしまる音がした。

 　って、オイオイオイ。

 「そんな怒ることかよ！」

 　近所迷惑だ、とか、そんなことを考える余裕はなかった。安っぽいアパートの扉を、ダンダン、と叩く。


 「怒ることだよ！」


 　零は、そうやって叫んだ。
 　ドア越しでも、よく聞こえる声だった。

 「……怒る、ことでしょ」
 「だから、悪ふざけだって、遊びだってば」
 「そうやって、また『酔ってた』って言い訳する」
 「だって」
 「あんたにとってはね」

 　そうやって零は、俺の言葉を遮った。
 　あんたにとっては。俺にとっては。

 「……そうなんだろうけど」
 「なに……」

 「私にとっては、そうじゃないから」

 「……え？」

 　つまりそれは、どういう意味だ。

 「一瞬でも嬉しいって思った私が憎い……」

 　え？

 　悪ふざけなんかで、と零は付け足した。


 　ああ駄目だ、ふうなちゃんもうキャパオーバー！


 　どうすりゃいいのさ、と、さっきまでとは違う問題を抱えて、俺は一人で頭を悩ます羽目になったのだった。 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2015-08-18T22:15:59+09:00</dc:date>
		<dc:creator></dc:creator>
		<dc:publisher>WOX</dc:publisher>
	</item>
	<item rdf:about="https://konton.web.wox.cc/novel/entry1.html">
		<link>https://konton.web.wox.cc/novel/entry1.html</link>
		
				
		<title>チョコレート中毒</title>

		<description>目の前では、零が黙々と板チョコをかじっ…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 目の前では、零が黙々と板チョコをかじっていて、その甘ったるいにおいが、部屋中にひろがっている。ぱき、ぱき、と不規則に聞こえる音に、いい加減うんざりした。

 「零、ほんとチョコ食い過ぎ。太るぞ」
 「大丈夫。ご飯食べてないから。後元からデブだ」

 　むしろこれがご飯だから、なんて言う零に、ほとほと呆れ返った。どう見てもそれはただのお菓子デスケド。

 「ふーちゃんだってさ、同じもの続けて食うことあるでしょ？」
 「そりゃあるけど、にしたって限度ってもんがあるでしょうよ」

 　俺の知る限り、もう一週間以上もそんな食生活を続けている。えへへ、なんて可愛く笑っても無駄だ。いくらなんでも健康状態が心配すぎる。お前料理できるだろ。俺だって、たまに自炊をするくらいで、別に栄養管理をしっかりしているわけでもなければ、カロリー計算に精を出しているわけでもない。それでも、三食すべてをチョコで済まそうとする零には、説教するだけの権利があると思う。

 「お前さ、それ、もう中毒みたいじゃん」

 なんの気なしに言った言葉だったけれど、自分のなかで妙に納得してしまった。中毒。確かに今の零は、チョコレート中毒そのものだ。

 「それ、やっぱよくないと思うよ」

 　試しに今日一日断ってみようぜ、と右手を差し出しても、零は迷った様子でちらちらと視線を逸らすだけだ。半ば強引にその手に握られた板チョコを奪い取れば、あ、と情けない声を出された。

 「ハイ、頑張って中毒治しましょうねぇ」
 「……」

 　なにやらかなり不服そうだ。いいじゃん誰にも迷惑かけてないし、とでも言いたげな様子に、ごつん、と頭を小突いておいた。
 　頼むから、お前はもっと食べ物に気を遣ってくれ。

 「いいか？今日一日は絶対にチョコ禁止だからな」

 　わかってんだろうなぁ、と冗談めかして凄めば、零は自信がなさそうに曖昧に笑った。ふーちゃんだってアル中毒じゃないの、なんてふざけたことを言ってきたが、俺は三食酒だけで過ごしたりしないし、そもそもアル中じゃねーよ。アホか…

「あー、駄目だ。もう口寂しい」
 「はぇ？我慢して」

 　そんなに気にかかるなら、いっそ昼寝でもしてればいいだろ。はじめはうだうだと渋っていた零も、一向にチョコを差し出さない俺にとうとう諦めたらしく、投げ遣りに自分の腕を枕にしてねころがった。3分もしないうちに聞こえてきた寝息に、すこしだけ呆れる。お前って、ほんとどこでも寝れるのな。
 　俺も一緒になって寝てもよかったのだけれど、なんだかそんな気分にもならなかったので、作業部屋で絵を描く整備をしていることにした。さて移動しようと立ち上がったとき、ふと思い当たる。もしかしたらこいつ、取り上げたのと他にチョコ持ってきてるかも。
 　人の荷物を勝手に漁るのは些か気が引けたけれど、しょうがない。零が持ってきた小さめのワンショルダーバッグをごそごそと覗いたら、未開封の板チョコが3枚も入っていた。

 「持って来すぎだろ……」

 　これ、全部食う気だったのだろうか。いやまさかそんな馬鹿な。
 　とりあえずきっちりと没収しておいて、零を起こさないようにゆっくりとリビングをあとにした。


 　チョコレート中毒なるものは、どうやら実際に存在しているらしい。整備の片手間に、携帯で検索していたらいくつか記事がヒットした。
 　麻薬並みの依存性、だなんて若干おそろしいことも書いてあって、ぞくりと背筋が寒くなる。多少大袈裟に書かれているんだろうけれど、冗談じゃないくらいには怖いわ。
 　ふぅ、とひとつ溜め息をつく。やはり、今後のためにもいくつか知識を入れておくべきだろう。こういう影の努力が、結果的に人をひとり救うことになるのだ。


 　作業部屋の扉が唐突に開いたのは、それから4時間ほど経ったあとのことだった。
 　普段なら絶対にノックをしてくるのに、それもなしに入ってくるなんて珍しい。なにかあったのか、と心配になった。実際、扉を開いて足を踏み入れてきた零は、至極切羽詰まったような顔をしていた。

 「な、なに、なしたの？」

 　戸惑う俺をよそに、零は怖いくらいに真剣な、そして切なそうな表情のまま、俺の肩をギリギリと掴んだ。

 「い、痛いって」
 「……ね、ねぇ」

 　心なしか息も荒い。大丈夫かこいつ。

 「チョコ、どこやったの」
 「え」
 「わたし、あれがないと、も、たべたい」

 　目には涙が溜まっていて、きょろきょろと忙しく泳いでいる。なにやらやけに落ち着かない様子だ。苛々しているのか、眉間には珍しくシワがよっていて、きつく噛み締められた唇には、うっすらと血が滲んでいる。
 　あまりにも必死な零を見て、かなりの危機感を覚えた。まさかここまで中毒症状が進行していたとは。
 　同時に、絶対にやめさせなきゃいけない、と決意を新たにする。

 「今日一日は禁止って言っただろ？」
 「でも」

 　う、う、と唸る様子は本当に苦しそうで、痛々しくて、切なくなった。何故か泣きそうになるのを必死に堪えながら、重苦しい空気を変えようと、零が少しでも笑えるようにと、おどけて言ってみせた。

 「ねえ知ってる？」

 　なにを、と、零は相変わらず苦しそうに訊いてくる。

 「チョコレート舐める人って、欲求不満な人が多いらしいぜ」

 　さっき調べていて知った知識だ。本当かなんて知らない。あるいはネット特有のふざけた都市伝説かもしれないが零の気が紛れるならば、そんなことはどうでもよかった。

 「なんか、キスと似てるんだってさ」

 　チョコの口溶けが、と、俺は言えなかった。
 　気がついたときには、零の顔がぐん、と迫ってきていて、強引に口を塞がれていた。驚いて身を引くけれど、また無理矢理引き寄せられる。口のなかが、チョコレートの甘ったるいにおいでいっぱいになる。
 　零の舌が、まるで飢えをしのぐみたいに俺を求めてくる。ガツガツ、という表現がぴったり合うような激しいキスだった。チョコレートよろしく食われちゃうんじゃないか、なんて、恥ずかしいことを少しだけ考えた。

 「ん、っ……」

 　思わず声がもれてしまう。どうにか息を吸いたくて逃げ惑ってみても、なにも意味はなかった。俺の舌が零の口内とぶつかる度に、チョコレートの味がする。キス自体は激しくて獰猛なのに、あまりにも甘い味がするものだから、不釣り合いな気がして少しだけ不思議な気持ちになった。
 　こっそりと目を閉じる。

 　変なの。全部変だな。おかしいな。
 　お前がチョコレート中毒なのも、そんなに慌ててるのも、俺とお前がキスしてるのも、味と激しさのギャップも、全部全部。
 　なぜか嫌な気がしないのも、変だ。気持ちいい気がするのも変だ。おかしいことだらけだな、な。


 　ようやく口が離れたとき、零はさっきよりは余裕を取り戻したらしかった。理性も戻ってきたらしく、ひどく気まずそうに、申し訳なさそうにこちらを見てきたので、いつもみたいに不敵に笑ってやったら、ゆっくりと目を逸らされた。あれ。少しだけ残念に思う。

 　まあ、いい。

 　胸の奥でちらつくなにかがあったけれど、あえて気がつかないふりをした。理由をはっきりさせるのは、別に今じゃなくてもいいだろう。


 　「俺も、チョコレート中毒になっちゃったかもしれない」


 　はにかみながらそう言えば、零は、なにを言っているのかわからない、とでも言いたげに首をかしげた。 ]]>
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